『High-End CAR AUDIO』読者レポート

オーディオテクニカの制振キットでカーオーディオの音をグレードアップ

2008/12/29 季刊・オーディオアクセサリー編集部
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High-End CAR AUDIO vol.3
ホームオーディオとは違い、カーオーディオはいろいろな制約が伴うが、車を走らせながら良い音を聴く素晴らしさは何ものにも代えられない。そうしたカーオーディオの素晴らしさを広めるために、季刊オーディオアクセサリー誌は特別増刊として『High-End CAR AUDIO』誌を発刊している。

2008年の10月28日に発売した『High-End CAR AUDIO』のvol.3では、愛読者による今が旬のカーオーディオグッズの体験レポートを行った。ここではその中の2名分のレポートを2日に渡ってご紹介したい。


audio-technica AT7500

愛車スカイラインクーペにアクワイエを装着しようとする小林さん
本日のレポートは、オーディオテクニカの制振キットを試した東京都在住の小林史明さんによるものだ。音の大敵となる車のドアの振動を効果的に抑えるドアチューニングキット(小型車用)で、インナーパネル用制振材×3枚、 アウターパネル用制振材×8枚、高排水性吸音材×2枚、その他音漏れ防止用スポンジテープやコルゲートチューブなどが一式入っているAT7500を使用した。

■モニター製品
ドアチューングキットAqueiT(アクワイエ)
audio-technica AT7500(株式会社オーディオテクニカ提供)
\23,100(税込)の商品

■体験レポート
小林史明さん 35歳 東京都在住
車種:スカイラインクーペCPV35
スピーカー:ソニックデザイン システム77セパレート、ユニット130N
アンプ:ラックスマンCM6000
メインユニット:カロッツェリアX RS-D7X
* 以上 応募時のデータ

AqueiTはオーディオテクニカが初めて出した商品で気になっており、MESではオーディオテクニカのデモカーを試聴した際、印象が良かったために応募してみました。

今回のモニターに応募した直後に、参加する予定のなかった有名メーカーのサウンドコンテストに出場か決まり、コンテストのためにフロア、ドアスピーカーまわり等を、お世話になっているお店にてデットニングを施工してしまいました。その後にモニター当選となってしまいましたので、お店に相談したところ、サブウーファーまわりを施工したらどうかとアドバイスをいただきました。

実際今までカーオ-ディオに関しては一切自分では行わず、プロに任せてリスナーの立場を貫いてきましたが、アドバイスの作業内容が素人の自分にも作業できると分かったので、自分の手で初めて施工してみました。施工ポイントはサブウーファーまわりのリアシート部とリアパーセル部です。リアシート部はリアシートクッション部(座面)を外しサブ帯域の80Hz以下の音源(マーカス・ミラーの音源を使用しました)を鳴らしながら共振点を手で探し、そこにアウターパネル用の丸い制振材を6枚貼りました。

トランク部の内張りを一部外すとリアパーセルが見えるのでインナーパネル用制振材を適当に切って貼りました。これまで自作をしたことがなく、他の製品については分からないので比較できませんが、普通のハサミでも簡単に切れて、貼りやすかったと思います。

効果は正直な話、アイドリング状態では一聴して分かるほどの効果は自分の耳には分かりませんでした。しかし、その後、走行中ロードノイズ等が減少している効果を確認できました。それによって運転中、音楽がこれまで以上に楽しめるようになっていると思います。

素人の自分の施工でなく、プロの施工で適切な処理を行うとさらなる効果があるのかもしれません。

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