オーディオ 商品レビュー

次へ

オーディオ 関連インタビュー

次へ

<CES2007:エソテリック>デジタルプリメインや自社ブランドスピーカーなどを発表

2007年01月11日
エソテリックは、ラスベガス・コンベンションセンターではなく、ベネツィアン・ホテルのスウィートルームでプライベートショーを開催している。

同ブランドの最大のハイライトは、SACD/CDプレーヤー「SA-10」と、デジタルプリメインアンプ「AI-10」、そして自社ブランドのスピーカー「MG-20/10」だろう。

同社ブース内には日本でもおなじみの現行製品がズラリと並べられた

真ん中がSA-10とAI-10。上段のSZ-1や、下段のP-03などと比較すると、新製品のデザインのシンプルさが際立つ

まずはSA-10とAI-10について見ていこう。両機は“10シリーズ”として展開され、外観の共通面も多い。スクウェアな筐体に、直線を基調にしたデザインで、シンプル&クリーンといった印象だ。価格はSA-10が3,500ドル、AI-10が4,000ドルとのこと。価格から分かるとおり、同社の製品としてはエントリー〜ミドルクラスに位置づけられるモデルだ。

●SACD/CDプレーヤー「SA-10」

SACD/CDプレーヤー「SA-10」

同社プレーヤーのドライブメカ。奥がVRDS、手前が今回SA-10に搭載されたVOSP

SA-10のドライブメカニズムは、「VOSP(Vertically aligned optical stability platform)」を採用。VRDSメカではない。端子には、RCAとXLR(ともに2ch)を1系統ずつ備えるほか、オプションでi.Link端子も用意される。アナログのマルチチャンネル出力は装備していない。また、同社製品の特徴であるワードシンク端子ももちろん装備する。

D/A変換には、シーラス・ロジックのCS4398を2基使用。また、アナログオーディオ回路はデュアルモノ構成とし、チャンネル間の干渉を防いでいる。

筐体はアルミで、天板は厚さ5mm、サイドパネルは同4mm。自照式のスリムなリモコンも同梱する。

●デジタルプリメインアンプ「AI-10」


デジタルプリメインアンプ「AI-10」
デジタルプリメインアンプのAI-10は、4Ω時で200W+200Wのパワーを発生する。デジタルアンプながら、強力かつ大きなトロイダルトランスを採用しているという。

また、アナログ入力時は、192kHz/176.4kHzまでアップサンプリングを行う。端子は、デジタルが同軸1、光1。アナログはRCAを3系統、XLRを1系統装備する。ほかに、Phono(MM)/LINE端子も1系統備える。さらに、SA-10と同様、i.Linkもオプションで用意される。

天板はSA-10と同じくアルミで、厚さも同様。自照式のリモコンも同梱される。

●ESOTERICブランドのスピーカー「MG-20/10」


左が「MG-10」、右が「MG-20」

ウーファー、トゥイーターにはともにマグネシウム振動板を採用
驚きだったのが、ESOTERICブランドのスピーカーが発表されたことだ。「MG-20」はトールボーイ、「MG-10」はブックシェルフ型となる。構成はともに2ウェイ。デザインはESOTERICが、実際の開発と製造は英TANNOYが行っている。最終的な製品の開発は、TANNOYのテクニカル・ディレクターであるAlex Garner氏によって行われた。

最大の特徴は搭載しているユニットで、日本のティアック エソテリック カンパニーと日本金属(株)が共同開発したもの。96%純度のマグネシウムを振動板に採用している。マグネシウムは工業用の金属の中で最も軽量のため、感度に優れ、ハイスピードなサウンドが実現できるという。このマグネシウム振動板は、ウーファー、トゥイーターの両方に使われている。同社では、1月現在で、振動板の両方にマグネシウムを採用した2ウェイスピーカーは世界初とアナウンスしている。日本でも早期導入を期待したい。

(Phile-web編集部・風間)

ces2007

関連記事