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公開日 2022/04/25 06:30
【連載】ガジェットTIPS

ドルビーアトモス、普通のスピーカーを天井に向け反射させたらどうなる?

海上忍
映画やゲームといったコンテンツは、没入感が重要。いきおい映像と音のリアルさが求められますが、最近ではクオリティにくわえ立体感・サラウンド感も重視されるようになりました。没頭・没入を意味する「イマーシブ」は、最近のオーディオ機器における一種のバズワードです。

Dolby Atmosのイメージ

その手段として利用されるのが、天井付近に取り付ける「トップスピーカー」。イマーシブオーディオのフォーマットには、Dolby AtmosやDTS:Xなどがありますが、トップスピーカーから上方向の音を出すことは共通しています。住宅事情でトップスピーカーの取り付けが難しければ、天井方向に出力した音が反射してリスナーの耳に届く「イネーブルドスピーカー」を利用することになります。

日本では設置がラクなイネーブルドスピーカーを選ぶ消費者が多いものの、気になるのはその用途。イネーブルドスピーカーを名乗るにはDolbyの認証が条件で、規定を満たすためにはフィルター回路の搭載が必要です。しかも180Hz以下の音がカットされるため、フルレンジスピーカーを搭載していても実質的にはイマーシブオーディオ専用、一般的な音楽再生には不向きです。

しかし、あえて認証を取らない製品もいくつか存在します。DALIのALTECO C1はそのひとつで、「アップフィリング」スピーカーを名乗っています。動作モードを切り替えることにより、あるときはハイトスピーカーやイネーブルドスピーカー代わりとして、またあるときはニアフィールドスピーカーとして利用できます。

一般的なスピーカーも、斜め上向けに設置すればイマーシブオーディオのイネーブルドスピーカー代わりに利用できます。もちろん認証を受けていないため立体感・サラウンド感の表現力は未知数ですが、製品購入前に手もとのスピーカーでイマーシブオーディオの効果(の片鱗)を窺い知ることは可能です。イマーシブオーディオ対応のAVアンプと余ったスピーカーがあるのなら試してみては?

DALI「ALTECO C1」

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