トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > ホビー&カルチャーニュース

公開日 2023/05/25 19:30
コンテンツの来歴情報提示システムのプロトタイプを開発

NHK、ネット上の偽情報・誤情報対策技術開発へ。NHK技研が標準化団体C2PAに加入

編集部:小野佳希
NHKは、関連団体であるNHK放送技術研究所(技研)が、インターネット上の有害な偽情報・誤情報に対処するための技術開発に向けて、コンテンツの出どころと認証に関する標準化団体Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)に加入したことを発表した。

NHK技研がC2PAに加入

C2PAは2021年に設立された団体で、コンテンツの制作者や編集履歴などの来歴情報をユーザに提示するためのオープンな技術仕様を策定するとともに、グローバルスタンダードを目指した普及・促進活動を通して、コンテンツの透明性と信頼性を高めることに取り組んでいる。放送局やメーカー、IT企業など、コンテンツ制作や配信に関わり、信頼できるインターネットの構築に関心のある世界各国のメディアや企業が参加しているという。

C2PAは、2022年1月、コンテンツの来歴情報に関する世界初の標準仕様を発表。NHK技研では、この仕様に準拠したオープンソースソフトウェアを用いてコンテンツの来歴情報提示システムのプロトタイプを開発したとのことで、6月1日〜4日に開催する「技研公開2023」で展示を行う。

なお、NHKは2022年11月より、有害な偽情報・誤情報に関する知見や対策方法を共有する国際的なメディアネットワーク「Trusted News Initiative」に参加している。NHK技研は、今回のC2PA加入により、偽情報・誤情報に関する知見の共有だけでなく、偽情報・誤情報のまん延を防止するための技術的対策についても研究開発を進めるとともに、標準化にも寄与していくと案内。「今後も、視聴者のみなさまに信頼される情報空間の構築に努めていく」としている。
  • トピック
  • NHK

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB