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公開日 2022/05/23 15:22
AI音声合成技術「コエステーション」活用

タカラトミー、“パパやママそっくり”の声で子どもに読み聞かせできるスピーカー「coemo」

編集部:川田菜月
タカラトミーは、“パパやママそっくりのコエ” をAIが作り、子供に読み聞かせなどができるスピーカー「coemo(コエモ)」を9月下旬より発売する。価格は12,980円(税込)。公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」では6月14日から予約受付を開始する。

「coemo(コエモ)」

coemoではコエステ(株)の提供するAI音声合成技術「コエステーション」を活用しており、実在の人物の声とそっくりな合成音声=コエを生成することができる。さらにプロのナレーターの感情表現や抑揚を再現し、より自然な読み聞かせを実現するとしている。

、“パパやママそっくりのコエ” をAIが作り、自然な読み聞かせを実現

音声登録のアプリ「コエステーション」と、おはなし(童話)コンテンツなどを搭載している「coemoアプリ」を連動させてコエを登録することで、読み聞かせの準備は完了となる。あとは、スマートフォンから好きなコンテンツを3つ選択して本体に送信すると、coemo本体の操作だけで、指定したコエで再生される仕組みだ。

2種類のアプリを使って、「コエ」の登録と読み聞かせコンテンツを連携させ、再生することができる

おはなし(童話)コンテンツには、それぞれに合わせた効果音やBGMもついているとのこと。両親に限らず、祖父母や親戚などの音声を「コエステーション」でコエとして登録でき、また「coemoアプリ」と連携することで複数の音声を使用できる。そのため、おはなし(童話)コンテンツ内での配役によってコエを変えるといった使い分けも可能だ。

また、「coemoアプリ」には画面読み上げ機能も搭載しており、再生コンテンツの操作を音声で誘導し、目の不自由な方でも楽しめるような工夫が施されている。

coemo本体についても、背面部に凸デザインのレリーフボタンを採用し、わかりやすい操作性を実現。全てのボタンに固定の効果音を搭載することで、就寝前の暗い環境下での操作や、目の不自由な方の本体操作をサポートするとしている。前面部にはライトを備え、読み聞かせ時はライトあり(2段階)、なしから選択できる。外形寸法は125W×90H×120Dmmとなる。

前面部のライトは2段階で調整可能

なお、「コエステーション」アプリは現在iOS版のみがリリースされており、iOS15以上対応のiPhone/iPadで利用できる。Android版についても今後リリースが予定されている。

「coemoアプリ」では60コンテンツを無料でラインナップ。日本や世界のおはなし(童話)、オリジナルストーリーなど45作品のほか、英語の歌やオルゴールメロディ、睡眠関連のさまざま製品を手掛ける「BRAIN SLEEP」とコラボレーションした良質な睡眠へ導く音楽、「ねるまえたいそう」などのコンテンツを用意する。オリジナルストーリーには、事前に登録した子供の名前をおはなしの中で読んでくれるといった作品もあるという。

そのほか、有料コンテンツでは幼児教育実践研究所「こぐま会」とコラボレーションし、就寝前に耳でじっくり聞くことで子供の聞く力や集中力、理解力を養う作品なども用意する。また、子供の成長に合わせて長期間使用できるよう、追加コンテンツも展開予定とのこと。

同社では「パパやママの気持ちに寄り添った商品を作りたい」という想いのもと、ユーザーの「子どもに本を読ませたいが、毎日の読み聞かせは大変」「下の子をお世話しながら読み聞かせするのは大変」といった声を受けて、本製品の開発に至ったという。

実際、商品発売前に行ったモニター調査では、「安心感がある」「想像力につながる」「両手が空くので一緒におはなしを聞いて、一緒に触れ合える」など好評なコメントも多く得られたとのことで、「両親が家事や仕事で手が離せない時に利用したり、一緒におはなしを聴きながらリラックスしたり、パパやママの子育てをサポートします」と説明している。

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