マランツ、新エントリーCDプレーヤー「CD 70」。最新世代DACや独自アンプ技術でパフォーマンス追求
編集部:小野佳希マランツは、最新世代の32bit対応高性能D/Aコンバーターなどによって「エントリーCDプレーヤーのパフォーマンスを再定義する」と謳う「CD 70」を8月下旬に発売する。カラーバリエーションはシルバーゴールドの1色のみ展開となり、価格は110,000円(税込)。
上記の32bit対応D/Aコンバーターのほか、独自の高速アンプモジュール「HDAM」の搭載などによって高音質化を図ったCDプレーヤー。本体前面にはハイレゾファイル再生に対応するUSB-A端子を備えるほか、ヘッドホンアンプ機能も備えている。
サウンドマスターによるリスニングテストを繰り返して厳選したという最新世代の32bit対応の電流出力型DACを採用。電流出力タイプであるため、外付けのI/V(電流/電圧)変換回路を用いることができ、これを活用して独自のサウンドチューニングを実現させている。
新採用のコンデンサーや精密メルフ抵抗、薄膜抵抗などの高品位なパーツを用いて周辺回路の全面的なチューニングを行うことで、音質の最適化を図った。また、I/V変換回路とローパスフィルター、出力バッファー回路はマランツ独自高速アンプモジュールであるHDAMおよびHDAM-SA2を使用したディスクリート回路で構成している。
クロック回路には、3系統の超低位相ノイズ水晶発振器を搭載。CD専用の16.9344MHz(44.1kHz)、USB入力用の22MHz(44.1kHz系)、24MHz(48kHz系)を再生するソースに合わせて最適なクロックに切り替え、正確なD/A変換を実現するという。
なお、クロックの伝送経路の抵抗には、高精度のメルフ型金属皮膜抵抗を採用したとのこと。こうした部分でも音質の向上を図っている。
デジタルフィルター切り替え機能が搭載。CDやPCM系のファイルを再生する際に、好みに合わせて2種類の特性を切り替えることができる。
デフォルトで設定されている「Filter 1」は、インパルス応答がプリエコー、ポストエコーともに短い特性。「非常に正確なサウンドステージとスムースなトーンバランス」だとのこと。
「Filter 2」は非常に短いプリエコーと、プリエコーに比べて長いポストエコーの非対称インパルス応答の特性。「ニュートラルなトーンバランスで、Filter1と比べるとわずかに明るい音調」だという。
DAC部以降のアナログステージは、上位モデルと同様オペアンプを使用せず、ブランド独自の高速アンプモジュールHDAMおよびHDAM-SA2を用いたフルディスクリート回路を採用。これによって、ハイスピードで情報量豊かなサウンドを実現したと説明している。
使用パーツについてもマランツ専用のカスタム電解コンデンサーを始め、サウンドマスターが選び抜いた高品質なオーディオグレードの電解コンデンサーやフィルムコンデンサー、金属皮膜抵抗など、高音質パーツを贅沢に使用し、クラスを超えたパフォーマンスを実現したとアピールしている。
CD用DSP、サーボ、マイコン、メモリー、デジタル出力回路などを搭載するデジタル基板にも厳選したパーツを多数採用。低インピーダンス電解コンデンサーや導電性高分子コンデンサー、チップ型薄膜抵抗、マランツカスタム電解コンデンサーなどを、音質を最優先に入念にレイアウトしたとのことで、これらによって徹底した低ノイズ化と低インピーダンス化を図っている。
また、左右チャンネルのアナログ出力回路をシンメトリーにレイアウト。等長、平行配置を徹底することで左右チャンネル間のクロストークやレベル差が生じないようにし、チャンネルセパレーション、空間表現力の向上を図った。
そして、系統別に独立した電源回路を用意。アナログオーディオ回路、デジタル回路、モーター電源、ディスプレイ電源、スタンバイ電源それぞれに独立した整流回路、平滑回路、レギュレーター回路を設けることで、回路間の相互干渉を排除している。
アナログ回路電源用のブロックコンデンサーには、2,200μFの大容量カスタム・ブロックコンデンサーを2つ使用。開発過程において幾度も試作と試聴を繰り返し、最適なものを選択したという、
CDドライブは、上位モデルと同様に自社開発のオーディオ専用CDドライブを搭載。オーディオCDに加え、CD-R/CD-RWに記録された音楽ファイル(MP3 WMA)を再生できる。
USBメモリーやUSBハードディスクに保存した音楽ファイルの再生に対応するUSB-A端子をフロントパネルに装備。最大5.6 MHzまでのDSDおよび最大192kHz/24bitのPCMファイル再生に対応している。
3段階ゲイン切り替え機能付きヘッドホンアンプも搭載。接続するヘッドホンのインピーダンス、能率に合わせて最適なゲインに設定できるようにしている。なおヘッドホンを接続していない時にはヘッドホンアンプの電源が自動的にオフになり、他の回路への干渉を抑制するようになっている。
また、ヘッドホンアンプ部はHDAM-SA2を出力バッファーに採用。前述のアナログ出力回路と同様に、マランツカスタムのコンデンサーやオーディオグレードコンデンサー、金属皮膜抵抗といった高品質パーツも使用している。
大型のRCAプラグを使用したケーブルも着脱しやすいように、L/R独立タイプのアナログ出力端子を余裕のある間隔で配置。アナログ出力端子と、同軸デジタル出力端子には金メッキ加工を施し、経年変化や信号の劣化を防止している。
そのほか、マランツ製アンプとの連動機能も装備。同社アンプとリモート接続すると、本機の電源オン操作に連動してアンプの電源がオンになり、アンプの入力ソースが「CD」に切り替わる。
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