4K UHD BD『私がビーバーになる時』、3DCGアニメ最前線。動物たちの“モフモフ感”は4Kで味わうべし!
4K Ultra HD Blu-rayの注目タイトルをプロの評論家が画質と音質の評価チャート付きで紹介する連載企画。今回のタイトルは現在発売中の『私がビーバーになる時』。画質と音質の見どころを、大橋伸太郎氏が自宅のホームシアターで徹底的にチェックした。
『私がビーバーになる時』
STORY
少女メイベルと亡き祖母の愛したビーバーたちが暮らす池が、環状道路の建設工事で潰されようとしている。ビーバーを追ってメイベルが迷い込んだのは大学の研究室。そこでは、動物型ロボットに人間の意識を転送するHoppingの実験をしていた。「動物たちよ、立ち上がれ!」ビーバー(実はメイベル)の煽動で動物たちは一つになったが、動物の過激派たちが決定したのは、工事の旗ふり役の市長を抹殺することだった。どうするメイベル!
最先端CGの瑞々しい自然描写。音声も音場広く飛び交う
ディズニークラシックスが描いた雄大な自然でなく、現代社会と隣り合う身近で失われやすい自然の大切さがテーマ。勇敢な少女のヒロイン、彼女のボーイッシュな黒髪、祖母の質素な食卓(ジェリー市長のアメリカンなそれと対照的)、日系人を暗示するTANAKA姓からジブリへのリスペクトと影響がうかがわれる。
繊細な日差しの再現、黄葉の彩りなどに、CG描画技術の休みない進化がわかる。キャラクターが丸みを帯びた立体感で背景から浮き上がり、動物たちのモフモフ感は手で触れられるようだ。必ず4Kで見てほしい3DCGアニメーション最前線の作品だ。
Dolby Vision採用。CH21夜の住民集会の花火のアトラクションと山火事の発生、CH24ラストシーン、新生ビーバートン自然保護区の印象派絵画を思わせる瑞々しい光あふれる描写にため息が出る。
英語音声はDolby Atmos。CH14動物協議会開催で野鳥たちが三次元的に音場を飛び交う。昆虫の女王役でメリル・ストリープが声の出演。CH22/23動物たちの活躍でビーバーのダムが決壊し、洪水が町を山火事から救う音のアクション描写は全編のクライマックス。
SPEC
●製作:2026年/米 ●ジャンル:洋画アニメ ●監督:ダニエル・チョン ●声の出演:パイパー・クールダ、ボビー・モイニハン ●本編ディスク:約104分、ビスタ、Dolby Vision ●本編音声:英語Dolby Atmos、英語Dolby Digital Plus 7.1ch、英語Dolby Digital5.1ch、英語Dolby Digital2.0ch、日本語Dolby Digital Plus 7.1ch、日本語音声ガイドDolby Digital2.0ch ●字幕:英語、日本語 ●同梱のBD特典:いきもの観察日記、作品の舞台裏、「キング・ジョージとの出会い」制作裏話、おもしろトリビア、NGシーン集、未公開シーン




























