公開日 2026/09/20 06:30

“万能エンタメヘッドホン”、Boseの最新「QuietComfort Headphones」で『攻殻機動隊』の世界観にどっぷりハマる

第二世代に進化し「イマーシブオーディオ」にも対応

今や、映像も音楽もスマートフォンやタブレットからサブスクで楽しむ時代。せっかくなら、そのどちらも極上のサウンドで満喫したいものだ。そんなエンタメ好きな我々にぴったりなヘッドホンのひとつが、ボーズの最新モデル「Bose QuietComfort Headphones (第2世代)」(以下、QC2 HP)である。 

Bose「QuietComfort Headphones (第2世代)」(46,200円/税込)

そう、ボーズのノイズキャンセリングヘッドホンの中核を担うミドルクラスモデルが、待望の第2世代へ進化した。大きなトピックは、ヘッドホンとしてはこれまで上位ライン「QuietComfort Ultra Headphones」の専売特許であったボーズ独自の空間オーディオ機能「イマーシブオーディオリスニングモード」が、本機にも搭載されたことだ。

「ボーズの空間オーディオを手に入れたいなら約6万円のフラグシップを狙うしかない」という状態だったのが、4万円台のミドルクラスでも体験できるようになったのは大きなポイント。今回はこのQC2 HPをお借りして、音楽コンテンツと映像コンテンツの両方を満喫してみた。

基本スペックをチェック。上位モデル「QC Ultra」との違いも

まずは、本機の基本スペック&機能を見ていこう。見た目は上位機「Ultra」のようにイヤーカップの表面がすっきりシンプルで好印象。イヤーカップ内部のツートンカラーの配置も可愛い。側面に搭載された物理ボタンでコントロールが行える操作性も良い。

イヤーカップ内部のビビッドなグリーンもアクセント

本体質量は約230g。装着してみるともちもちのイヤーパッドが心地良いが、個人的には少々側圧が強めに感じたので、購入を検討している場合はまず実機で装着感を試してみると良いだろう。

Bluetooth対応コーデックはSBCとAACで、バッテリー持続時間は通常再生時で最長24時間(イマーシブオーディオ使用時で最長18時間)。15分の充電で約3時間再生できる急速充電にも対応する。

機能的には、ボーズといえばの強力なノイズキャンセリング技術「QuietControl」が進化。新たに搭載された適応型フィードフォワード制御により、第1世代と比べてアクティブノイズキャンセリング性能がさらに向上している。

第一世代(左)と第二世代(右)の比較。Bluetoothスイッチはイヤーカップの外側から左側カップの下に移動。ヘッドバンドの形状などデザイン面でも細部にアップデートが施されている

注目点は、本体に搭載された6つのマイクがイヤーカップの隙間を的確に補正し、装着状態が万全でなくても効果的なノイズキャンセリングを維持するという機能。これによって、眼鏡や帽子の着用などでイヤーカップが頭部に密着しにくい場合も、ボーズの高いノイズキャンセリング性能を存分に享受できるようになっている。

イヤーカップの内部

外音取り込み機能には「ActiveSenseテクノロジー」を搭載し、リスニングモード「アウェア」時に突発的な騒音が発生した際、適切なノイズキャンセリングを自動で作動させる。

そして音質面では、新たに「Bose TrueSpatialテクノロジー」を投入。冒頭でお伝えした通り、ボーズ独自の空間オーディオ機能「イマーシブオーディオ」に対応したのが特徴だ。詳しくは後述するが、再生コンテンツに合わせて選択できる3つのイマーシブオーディオリスニングモード(静止/移動/シネマ)が搭載されている。

専用ケースに収めたところ

さらに、付属のUSB-Cケーブルを使って高音質かつ低遅延な再生が楽しめる「USB-Cデジタルオーディオ(PCM最大48kHz/24bitまでのロスレス再生)」にも新たに対応。この辺りも、上位機から継承された機能だ。

……となると、上位モデル「QuietComfort Ultra Headphones」とのスペック差が気になる人も多かろう。「イマーシブオーディオ」や「USB-Cデジタルオーディオ」がQC2 HPへ降りてきたことで、両者の機能差はわりと縮まっているように見える。

では違いはどこかというと、大きくは3点あり、まず耳の形状に合わせる音響補正「CustomTune」の有無。Ultraにはユーザー一人ひとりの耳の形状に合わせて音響とノイズキャンセリングを自動最適化する同機能が搭載されているが、QC2 HPには非搭載だ。 

また、QC2 HPのBluetoothコーデックがSBC/AACのみであるのに対し、Ultraは高音質・低遅延コーデックのaptX Adaptiveをカバー。さらにヘッドホンの着脱検知センサーも、Ultraのみに搭載されている。そんな両者の価格差は、QC2 HPが46,200円(税込)、Ultraが59,400円(税込)。

つまり、「Android端末でaptX Adaptiveの高品位伝送を使いたい」「耳に合わせた補正までこだわりたい」という場合はUltraが選択肢になる。一方、「iPhoneメインでSBC/AACを使う」とか「価格を4万円台に抑えつつ、空間オーディオで映像や音楽を楽しめる」といったポイントが嬉しいユーザーにとっては、上位機に迫る性能を備えたQC2 HPが有力な選択肢となるだろう。 

左側カップの操作部。Bluetoothのスイッチも搭載

右側カップ。ボリュームコントロールなどの物理ボタンと、USB-C端子を装備。本機から、USB-Cの有線接続での最大48kHz/24bitのデジタル再生に対応する

筆者はまさに後者、「4万円台で空間オーディオで映像や音楽を楽しみたい」ユーザーのひとりとして、本機を満喫した。いよいよ次項より試用レポートをお届けしよう。

次ページ『攻殻機動隊』の没入感がスゴい!

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 古いスマホを音楽専用プレーヤーに。“好きだから作っちゃった”「reTONE」の仕掛け人に聞くプロジェクトの狙い
2 女子プロゴルフ「TOTO ジャパンクラシック」、11/5から4日間の放送・配信予定
3 DeNA牧 秀悟、オリックス若月健矢らがゲストに。Prime Video『アジチャン2026』出演陣決定
4 芳根京子×本田響矢『波うららかに、めおと日和』Blu-ray BOXが1万円引き。スマイルSaleで格安の名作ドラマ4選
5 米津玄師「Lemon」10億再生突破。本日11/4 20時からドーム公演ライブ映像プレミア公開
6 JMGO「IRIS Ultra Max」はプロジェクターとして“最強”!4K/120Hz対応のRGB三色レーザーと自動ジンバル搭載の凄さを解説
7 家電の電源ランプ、なぜ赤色が多い? 納得の理由とは
8 KEF、ヤマハと合同の「アクティブスピーカー試聴会」を11/7、8に開催。札幌CAVIN大阪屋にて
9 Fyne Audio、ハイレゾDAC内蔵アクティブスピーカー「Cubitt 5」。HDMIやMMフォノ入力など装備
10 フルテック、最上位壁コンセントで組み上げたハイエンド2口電源タップ「GTO-S2 NCF(R)」
11/5 13:01 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix