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家電の電源ランプ、なぜ赤色が多い? 納得の理由とは

公開日 2026/11/04 06:40 海上 忍
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電化製品の電源をオンにすると、ランプが点灯して知らせるものですが、それは何色? おそらく、多くの人が「赤」と答えるのではないでしょうか。現在では緑や青を採用した製品もありますが、炊飯器や洗濯機など昭和の電化製品は「電源オンで赤ランプ点灯」が一般的でした。

テレビでも待機状態では赤のLEDが使われます

その赤ランプは、LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)です。わずかな電力で明るく光り、電球(白熱球)より圧倒的に長寿命、しかも小さくて軽く電気を直接光に変換するため熱が出にくいというメリットから、電化製品の電源オンを知らせるステータスランプに採用されるようになりました。

一方、LEDには緑色と青色も存在します。光の3原色であるRGBが揃ったことで、LED照明や光源にLEDを使用したテレビの登場につながったわけですが、なぜ赤色だったのか気になるかもしれません。

赤が選ばれた理由は、「赤色LEDがもっとも早く実用化されたから」です。LEDというデバイスは、電子と正孔(半導体内部で電子が抜けた部分)が衝突し、再結合したときに生じるエネルギー差で発光します。緑色、青色のLEDも基本的なしくみは同じですが、半導体材料が異なります。赤色は低いエネルギー量で発光できることもあり、1960年代には実用化されました。

緑色LEDの実用化は赤色LEDより少し遅く、本格的に普及するのは赤色LEDより10年以上後のことです。必要なエネルギー量が高く実現への技術的難度が高かった青色LEDは、さらに遅い1990年代後半に普及し始めました。

現在では、赤・緑・青の製造コスト差はかつてほど大きくありませんが、技術的に成熟しており扱いやすい赤色LEDが、いまなお電源ランプに採用されることが多いようです。

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