【ミニレビュー】高い密度感と実体感。オーディオテクニカのスピーカーケーブル「AT-SC500」
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。カートリッジやヘッドホンに加えて、良質なケーブルにも力を入れるAUDIO-TECHNICA(オーディオテクニカ)。しなやかな取り回しも魅力の最新スピーカーケーブル「AT-SC500」をテスト!
クラスを大きく超える音場の静けさ
「オーディオアクセサリー銘機賞2026」でグランプリを受賞したオーディオテクニカのスピーカーケーブル「AT-SC500」を聴いてみよう。導体は、純度4N(99.99%)の無酸素銅線 「PCUHD」と、ディップフォーミング製法により製造された純度4Nの無酸素銅線「HYPER OFC」の、2種からなるハイブリッド構成。
加えて絶縁体やPVCシースなどの樹脂に残る残留応力を効果的に取り除く高温熱処理「ヒートリリーブ処理」を施し、さらに完成品版に装着される端子は導線と冷間圧接することで接触面積を最大化し、接触抵抗の低減を実現している。
クラスを大きく超える音場の静けさと、雑味がなくみっちり詰まった音像の密度感・実体感を聴かせるスピーカーケーブルだ。
エッタ・キャメロン「You Are My Sunshine」は金属パーカッションが密度感高く、ベースは引き締まって筋肉質。ハミングから始まるヴォーカルには人肌の温度が感じられる。この温度感はHYPER OFCによるところが大きいだろう。
「Hoist The Colours(Bass Singers Version)」は重低音がタイトで、しかも強い。しかしその強い量感がいかにも制御されている感じで、破綻しない。
キアロスクーロ四重奏団のハイドンは嫌な雑味の無さと、ぬるめの温度感がいつものキツさを上手にてなずけている印象で、聴き疲れしない。
非常に巧みなチューニングが聴き取れる。この価格帯の定番のひとつになるであろう。





























