公開日 2022/07/29 06:30

高コスパに「ぶったまげ」! Polk Audioで「映画館の音」なホームシアターを実現できた話

【特別企画】マルチチャンネル環境の実力をチェック
手頃な価格帯で幅広いラインナップを揃え、コストパフォーマンスの高さからも人気を集めるPolk Audio。同ブランドのスピーカーを、ホームシアター用途でテスト。多数のAV機器に触れてきた “評価のプロ” からは「想像を遥かに超えていた」「ぶったまげた」「家庭でも映画館の音は出せる!」「自分にも買える!」と、驚きのコメントが飛び出した。


「想像を遥かに超えた」Polk Audioのマルチchシアター



「映画館のような音」と聞いて、読者の皆様はどのような音を思い浮かべるだろうか? 大迫力の重低音? もちろんそれもひとつだが、一番の特徴はやはり「声」にあると思う。つまり中域だ。

ご存知のように、映画館の巨大なスクリーンには無数の小さな穴が空いていて(サウンドスクリーン)、その裏には大きな劇場用スピーカーが画面中央の高さにフロントL/R、センターと設置され(1台ずつとは限らない)、その下には複数のサブウーファーが並んでいるのが一般的だ。加えて映画館にはXカーブという要素もある。

映画の音は全体の7割がダイアローグ(台詞)とも言われる。そのためフロントの3chには、遠くの観客まで明瞭な声を届けるために、ホーン型のスピーカーが使われることが多い。古いところだと「ボイス・オブ・ザ・シアター」と評されたアルテックの「A5」や「A7」などが特に有名だが、この称号からも映画にとって声(ボイス)がいかに重要なのかがわかる。

何故こんな話を書いているのかというと、じつは今年3月にシアタス調布の「ULTIRA」で人生最高のシアターサウンドを体験したからなのだ。作品は自分自身がブルーレイ製作に関わり(※)、何百回も観てきた『魔女の宅急便』の特別上映だったのだが、あの日の音はもう何もかもが素晴らしかった。
(※)編集部注:本記事筆者の秋山氏は以前にパナソニックハリウッド研究所にも所属しており、著名作品のBD/DVD化におけるオーサリング/エンコーディング等に多数携わってきた経験を持っている。

数々の高画質BD/DVD作品制作に携わった経験を持ち、熱烈なオーディオビジュアルファイルでもある評論家の秋山真氏がPolk Audio製品をチェックした

冒頭シーンの草原に吹く風、ラジオの天気予報、久石譲の音楽で全身の毛穴がざわつきはじめ、フレッシュなキキの第一声に心拍数は上がり、『ルージュの伝言』が流れた瞬間には鳥肌が総立ちとなった。その後は金縛りにあったように身じろぎすることさえできず、大団円のラストシーンでは涙が溢れて止まらなかった。

それ以来、自宅リビングのAVシステムでは、少しでもあの日の音に近づけようと試行錯誤が始まった。マランツ「MODEL 40n」の取材では、ステレオシステムでもA(オーディオ)とV(ビジュアル)の共存が可能だということを教えてもらった。先日のPolk Audio「Singa S4」の取材では、5万円のサウンドバーとは思えない堂々たるダイアローグ再生のなかに、映画館のフレーバーを確実に感じ取ることができた。だから今回、同じPolk Audioのコンポーネントスピーカーを試聴できると聞いて、少し予感めいたものがあったのも事実だ。しかし、その結果は私の想像を遥かに超えたものだった。

マルチチャンネルでのホームシアター環境をテスト

「本当にこの価格なんですか?」と確認してしまうコスパの高さ



今回の取材では、最初にオーディオ用の試聴室で、「Monitor XT」、「Signature Elite」、「Reserve」の各シリーズのトップモデルを試聴させてもらった。詳しくは同席した土方氏のレポートに譲るが、あまりのコストパフォーマンスの高さに、「本当にこの価格なんですか?」と何度も聞き返してしまうほど。

マルチチャンネルでも、例えばMonitor XTシリーズなら税込20万円を切る価格で5.1.2chのドルビーアトモス対応システムが手に入る

次ページPolk Audioが実現する「映画館の音」は5本の指に入る“ ぶったまげ体験”

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