PR 公開日 2022/06/02 06:30

ケンウッド「KH-KZ1G」実力チェック!「音も使い勝手も高水準でストレスフリー」なBTヘッドホンだ

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タッチ&トークは会話用の機能で、再生音量をぐんと下げると同時にマイクを外音で取り組む「アンビエント」を起動する。この「アンビエント」が秀逸で、誇張や音のこもった感じが一切ない。試しに音楽を停止するとヘッドホンをしていない状態と同じような音量、音質で外音が聞こえるのには驚いた。

付属ケースに収納したところ

サウンドモードは「ノーマル」「ベース」「クリア」の順で循環する。切替えると、主に低域の音像の大きさが変わる印象だ。ノーマルを1とすると、ベースでは音像が1回り以上大きくなり、迫力が増す。不自然に強調されるわけでも、音が大きくなるわけでもなく、聞きやすさはそのまま。ロックやEDMにピッタリだった。クリアにすると、音像は半分程度になる印象だ。中高域が前に出てきて、ボーカル曲やアニメやドラマなどの音声が聞きやすい。

タイトで表現力豊かな低域が曲の魅力を引き出す



試聴は、Android スマホのGoogle「Pixel 6」と組合せ、Amazon Musicで楽曲を再生して行った。なお、ノイズキャンセリング機能はオン、サウンドモードはノーマルとした。

数曲を聴いたKH-KZ1Gのサウンドは、解像感に優れ、透明感がありつつも音像が明瞭だ。全体的に原音に忠実で誇張はないが、低域はやや強めの傾向。といっても、音がタイトで音像がわかりやすいため、すっきり聞き取りやすい。いわゆる極端に強調をしたぶよぶよした低音とは真逆の方向で、小気味よいベース音を追いかけるのが楽しくなる。

Official髭男dismの「ミックスナッツ」は、低域がタイトながらも濃密。トランジェントに優れ、ベースは弾むようにリズムを刻む。この楽曲のAメロは歌詞の言語的な切れ目と、各小節の拍がズレているため、リズムが曖昧に聞こえると歌詞がまったく頭に入ってこない。それが、KH-KZ1Gではリズムにメリハリがあり、詞のリズムと曲のリズムの双方がそれぞれよくわかる。

また、Bメロで数小節ごとに楽器のキメがあるが、これがパチッと決まり、気持ちよい。ボーカルも楽器のリズムにまったく埋もれることがない。サビでは高音が続くが、伸びやかなハイトーンを楽しめた。

バッテリー切れなどの際には有線接続での使用も可能

続けて、Aimerの「残響散歌」を再生。冒頭から厚みのあるサウンドに圧倒される。ナチュラルな中高域が独特のハスキーボイスに潤いをもたらし、低域のリズムとよく馴染む。改めて、ボーカル曲と相性がよいと実感した。

モダンジャズの名曲、マイルス・デイヴィス「So What」は、トランペットの高音が空間を切り裂く。並の再生力だとこの高音が伸びないか、きつく感じられるかのどちらかになりやすい。これが、KH-KZ1Gでは音が鋭く伸びるも、耳を刺激するような感覚はまったくない。Bluetoothヘッドホンでこの表現力を実現したことに驚かされた。

メリハリのあるサウンドは、映像系コンテンツとも相性抜群だ。アニメやドラマを見てみたが、セリフが聞きやすく、細かい言葉のやりとりもきちんと慣らしきってくれる。音の遅延も極めて少なく、気になるようなことはなかった。

いつも側に置いて使い続けたい気持ちにさせてくれる



昨今、完全ワイヤレスイヤホンばかりが注目されがちだが、Bluetoothヘッドホンだからこそ味わえる世界もある。本機はそれを体現しようと、たんに最新機能を盛り込むだけでなくユーザーにとって何がベストかを考え抜かれていた。それがサウンドや使い勝手にもしっかりと現れており、本機を使って不便に感じたり、物足りなく感じたりする場面がなかった。まさにストレスフリーだったのだ。

ぜひ、一度本機を体験し、その魅力を存分に味わってみていただきたい。いつも側に置いて使い続けたい、そんな気持ちにさせてくれるに違いない。

(提供:JVCケンウッド)

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