公開日 2020/09/01 06:30

アナログプレーヤーの音質向上にフルテックの電源アクセサリーが効く!

【特別企画】電源ケーブル&NCF Boosterシリーズの効果を検証
音質向上の余地が大きくて実に驚いた
■アナログプレーヤーでも必須! 高品位電源ケーブルへの交換(Text by炭山アキラ)
昨今はIEC端子を備え、電源ケーブルが交換できるようになったアナログプレーヤーが増えてきた。そうはいっても、ただプラッターを定速回転させているだけの電源部に、ケーブル交換がどれほどの効果をもたらすのか、いささか眉に唾をつけておられる人もおいでであろう。そのお気持ちも分からぬではないが、実際のところアナログプレーヤーの電源ケーブル交換は、これはと驚くくらいに音質向上の余地が大きいものである。

フルテックの電源ケーブル、「The Roxy」(25,000円、1.5m、税抜、写真中央上)、「The Empire」(35,200円、1.5m、税抜、写真左)、「The Astoria」(22,200円、1.5m、税抜、写真中央手前)、コネクター/ケーブルホルダー、「NCF Booster-Signal-L」(14,800円、税抜、1個、写真右)

一体なぜなのかといえば、あくまで推測でしかないが、昨今のプレーヤーはほぼ100%がサーボモーターを採用しており、非常に細かなタイムスパンで回転速度を検知して、プラッターを一定速度にするため微調整を行っている。つまり、微細に見ればプレーヤーの電源負担は刻々と変わっており、そのサーボ電流を流しやすくするのがいいケーブルだ、ということなのではないか。

ここでは、比較的入手しやすいランクの電源ケーブルのなかから、フルテックの3モデルを起用して音質傾向の変化を探っていきたい。また同時に、同社の「NCF Booster-Signal-L」も併用し、音質向上を図ってみよう。起用したプレーヤーは、テクニクスのSL-1000RにマイソニックのULTRA EMINENT Bcを装着という贅沢な布陣で臨んだ。

テクニクスの最高峰アナログプレーヤーSL-1000Rと、フルテックのアナログ関連アクセサリー。電源ケーブル周りを交換すると、驚くほどにクオリティアップ

電源ケーブル「The Astoria」
■音楽を紡いでいく様子など、澄み渡る広大な音場を実感
まずはSL-1000Rをごく一般的な2ピンの電源ケーブル(それでも結構太い)で聴き、それからフルテックの「The Astoria」に交換する。PC-Triple C導体に、端子は無メッキである。

クラシックの盤へ針を落とし、音楽が流れ出した瞬間に「あぁ、やっぱり1000Rはこうでなくちゃ!」と強く感じた。音場が一気に澄み渡って広大に広がり、オケの楽員が指揮者に呼応して音楽を紡いでいくさまが、眼前に広がるようになるのだから、もう音楽体験としてまったく格の違いを聴かせることとなった。ジャズはソロ・トランペットの音像がギュッと締まり、弱奏からも物凄いエネルギーを感じる。「生の息吹がそこにある」というイメージだ。この差はとてつもなく大きい。ポップスは「あれ? この盤はこんなに澄んだ音だったかな」と、長年聴き慣れた盤を再認識することとなった。やっとSL-1000Rがその実力を存分に発揮し始めたのであろう。

次ページ電源ケーブル「The Empire」

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 データ転送量が約4倍となる新規格「Bluetooth HDT」正式承認。ロスレスオーディオの標準化へ
2 古いスマホを音楽専用プレーヤーに。“好きだから作っちゃった”「reTONE」の仕掛け人に聞くプロジェクトの狙い
3 オーディオテクニカ、“同社最高峰”のフラグシップ完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX9MK3」
4 人気のUSB-CイヤホンにAVIOT参戦! VGPアワードW受賞の実力機「CE-V1」徹底レビュー!
5 女子プロゴルフ「TOTO ジャパンクラシック」、11/5から4日間の放送・配信予定
6 レグザ、4K液晶テレビ「Z670S」。高輝度倍速パネル・独自エンジン・重低音立体音響など搭載
7 パナソニック「ビエラ」はなぜSQD Mini LEDを選んだ? 新フラグシップ「X97C」の実力を体験
8 ビクター、第2世代イヤーカフ型ワイヤレスイヤホン「HA-NP1T2」。音質/装着感/音漏れ低減など強化
9 フルテック、最上位壁コンセントで組み上げたハイエンド2口電源タップ「GTO-S2 NCF(R)」
10 Dan D’Agostino、プリアンプ「Momentum C2Z」。出力回路を低インピーダンス化、税込1298万円
11/6 10:16 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix