公開日 2017/10/30 11:58

幾何学の応用でイヤホンの音質はどう変わる? HIFIMANの注目機「RE2000」実力チェック!

【特別企画】評論家・高橋敦が音質に迫る
高橋敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
HIFIMANから、同社のフラグシップインイヤーモニター(IEM)「RE2000」とユニバーサルIEM「RE800J」が発売された。独自の「トポロジーダイヤフラム」を採用する両機の技術的特徴や音質傾向はどうなっているのか? 注目機の実力に評論家の高橋敦氏が迫った。

RE2000

■HIFIMANの“イヤホン分野における挑戦作”

HIFIMANから特殊メッキ処理を施した振動板「トポロジーダイヤフラム」を採用したイヤホン2モデルが登場。ブランドの目指すサウンドを新しいアプローチで追求した意欲作だ。

HIFIMANは2007年ニューヨークにてDr. Fang Bianによって設立されたブランド。ポータブルオーディオとヘッドホンに注力しており、ここ日本ではまずハイエンドDAP黎明期に展開した製品でその名を知られ、近年は平面駆動型ドライバー搭載ヘッドホンのリーディングブランドのひとつとしても存在感を強めている。直近では594万円のヘッドホンシステム「SHANGRI-LA」(レビュー記事)が印象に残っている方も多いだろう。

そのように技術的にもコンセプト的にも尖ったブランドである同社のイヤホン分野における挑戦作が「RE2000」「RE800J」だ。

RE2000

RE800J

両モデルに共通する最大のポイントは前述の「トポロジーダイヤフラム」。「トポロジー」とは「幾何学」のことだが、しかし「幾何学振動板」と言われても何のことやら?

ダイナミック型ドライバーの振動板設計における課題として「分割振動」をいかに抑え込むかというのがある。

ダイナミック型の振動板は面積が大きいため、その部分ごとに異なる癖が生まれてしまいやすい。振動板のあちらこちらで振動特性がばらついてしまうわけだ。それは理想的な音響特性の実現への大きな障害となる。

そこでその抑制が必要になり、その手法としては振動板自体の形状の最適化、素材自体やコーティングによる剛性強化などが一般的だ。

■“幾何学振動板”のメリットとは?

「トポロジーダイヤフラム」も狙いとしてはそれだ。だがその手法が少し特殊。

次ページ「RE2000」の音質傾向をチェック!

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「第57回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」9/18から3日間の放送・配信予定
2 スター・ウォーズのお宝集結!ライトセーバーなど撮影小道具が展示されるオークション展、9/18より原宿でスタート
3 マランツ「CINEMA 70s SERIES 2」レビュー。評論家も「クラスの枠を超えた音質」と太鼓判
4 デザイン、使い勝手、音、遊び心、すべて満点。1台2役のBluetoothレシーバーHiBy「W4」をレビュー
5 Apple TV、Apple Musicで最大192kHz/24bitのハイレゾロスレス対応。tvOS 27で提供開始
6 スピーカーやアナログプレーヤーの音質アップの方法とは?お金をかけずにスグできる4選
7 【インタビュー】新たな魅力をたずさえたCambridge Audio。エミライの総合力で日本での再出発を推進する
8 映画『聲の形』10周年記念、ドルビーシネマ上映決定。原作者・大今良時からのお祝いイラストも公開
9 「コジマ×ビックカメラ minanoba川口店」オープン初日から大盛況。地域の生活拠点として『ありがとう』が溢れる店舗を目指す
10 ビックカメラグループ、福岡ソフトバンクホークスのパ・リーグ優勝記念セールを九州エリア9店舗で開催
9/18 10:24 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix