公開日 2015/10/05 11:43

マランツ「M-CR611」でできる“10のこと” 編集部・近藤が自宅レポート

音楽ファンに薦めたいハイレゾ対応コンポ
近藤貴彦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
【3】CDだってもちろん聴ける

音楽はインターネットからダウンロードして聴く、という使い方もあるでしょうし、ダウンロードさえしないでストリーミングという方もいるでしょう。ですが「俺はCD派だ」という人は多いでしょうし、「今はハイレゾにはまってるけど、これまでに集めたCDが何百枚もあるのでこっちも楽しみたい」という人もいるでしょう。

ディスクトレーも備える

M-CR611は、CDもしっかりいい音で聴くことができます。マランツは数々のCDプレーヤーの銘機を手がけたブランドですから、CDの音もぬかりないのです。ハイレゾに浸りつつも、思い出のCDを聴きたくなる時があります。Marantz Hi-Fi Remoteで自由自在にネットワーク再生を楽しんだ後、ブックレットを読みながらCDをゆっくり聴くというのもまた乙なものです。

改めてCDを聴くと、パンチがあって適度にまとまった気持ちの良い音だと思いました。ハイレゾの繊細で生々しい音とどっちかを選べと言われたら、難しいかもしれません。ファイルとディスク、どっちも素晴らしいものですし、M-CR611ならどちらもいい音で楽しめます。ちなみに女性やお年寄りの家族がいて、面倒な操作はできないからシンプルにCDを聴きたい、という場合でもM-CR611なら安心です。

【4】Bluetoothでスマートフォンの音源も手軽に聴ける

M-CR611はBluetooth内蔵で、ワイヤレスオーディオにも対応しています。スマートフォンに保存した音楽を、M-CR611からワイヤレス再生できるのです。ネットワーク再生ができたら、Bluetoothなんて必要ないのではとも思ったのですが、実際に使ってみるとこれが結構便利。

Bluetooth接続でスマホの音源も手軽に聴ける

iPhoneで音楽を聴きながら会社から帰宅して、部屋に入った瞬間にその続きをBluetooth経由でM-CR611から、というシチュエーションはけっこうありました。友達が遊びに来たときに、「ちょっとこの音楽をM-CR611で聴かせてよ」なんて時にもBluetoothは便利です。NFC対応のスマートフォンならば、本体にタッチするだけでペアリングすることもできます。ちなみにBluetoothは圧縮音源なので音質でいったら不利ですが、BGM的に楽しむ分にはむしろとても聴き心地のよい音だと思いました。

【5】AirPlayでApple Musicをいい音で聴ける

さて、みなさん、音楽ストリーミングをもう楽しんでいますか? 今年はApple Musicをはじめ、LINE MusicにAWAと、ここ日本でも本格的に音楽ストリーミングサービスが始まりました。クラウド上に保存された数百万曲の音楽をインターネットを通して楽しむ、そんな音楽スタイルが一般的になりつつあります。

AirPlayでApple Musicを聴ける

僕はiPhone&MacユーザーということもあってApple Musicを使っていますが、Bluetooth、そしてAirPlayにも対応しているM-CR611ならば、Apple Musicの音楽をワイヤレス再生することができます。

音楽ストリーミングをM-CR611で楽しむとき、iPhoneやMacを使う場合はAirPlayでの再生がお薦め。Bluetoothとちがってワイヤレス伝送時の音質劣化がないからです。iPhoneやMacで「AirPlay」を選択して、再生先に「M-CR611」を選ぶだけで、M-CR611でストリーミングの音楽が再生できます。元は圧縮音源とは言え、Hi-Fiクオリティを持ったM-CR611のようなコンポで再生すると、その音はちょっと意外なくらいいい音ですよ!

【6】ワイドFMでAMラジオをクリアに聴く

ハイレゾ、CD、ストリーミングと来ましたが、このコンパクトなオーディオはFM/AMチューナーも内蔵しているので、ラジオ番組まで聴くことができます。しかも、FM周波数帯域でAM番組を放送するFM補完放送「ワイドFM」にも対応しています。電波の入りが悪くてAMが聴けないという家でも、AM放送がクリアに聴けてしまうのです。

ワイドFM対応

最近ではAM番組でも音楽にフォーカスした番組も少なくなく、聴きたい番組はかなりあったのですが、僕の家はAMラジオの受信があまりよくありませんでした。ですから、この「ワイドFM」機能は重宝しました。ちなみに僕はもっぱらTBSラジオを聴いています。

【7】イルミネーションのカラーを変えてインテリアに合わせる

M-CR611は、スリーピース構成のフロントパネルの中央・両脇にイルミネーションがついているのですが、そのカラーを4色の中から選ぶことができます。部屋のインテリアや気分に合わせてイルミネーションの色を変えると、気分も変わります。時にはイルミネーション自体をオフにして、クールな雰囲気を演出するのもいいですね。

ブルー

ホワイト


グリーン

オレンジ

本格的なオーディオ機器は無骨でメタリックデザインが多いイメージがありましたが、M-CR611はウッドな質感の家具にもぴったりはまります。これは重要なことですよね。イルミネーションという遊び心も楽しくて、僕の部屋にも馴染んでくれました。気になっていた置き場所も、キャビネットの奥行きにほぼぴったり!

次ページ4chアンプの様々な活用方法を紹介!

前へ 1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX