上位モデルとの比較試聴も実施

マランツの最新ネットワークプレーヤー「NA6005」レビュー。BT/Wi-Fi/FM・AM内蔵の多機能モデル

山之内 正

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2015年03月20日
マランツ最新のネットワークプレーヤー「NA6005」は、上位モデルからUSB-DACを省いて価格を抑えつつ、Wi-FiやBluetoothを新たに内蔵するなど、幅広いソースの高音質再生に対応した、ネットワーク再生入門には最適なモデルだ。本機のサウンドを山之内正が徹底レポートする。

「NA6005」¥68,000(税抜)

満を持して登場したネットワークプレーヤーのエントリーモデル

マランツはネットワークプレーヤーのラインナップを着実に充実させ、私たちの期待に応えてきた。第一号機の「NA7004」を2010年10月、フラグシップの「NA-11S1」を2013年2月に投入したあとは次第に発売間隔が短くなり、昨年6月に「NA8005」、さらに今年2月にはエントリー機の「NA6005」を相次いで発売した。特にハイレゾオーディオの伸長が著しいこの2年間、それと同期するタイミングで3機種のラインナップを完成させた意味は大きい(NA7004は生産完了)。

外見が似ていることから想像できる通り、NA6005はミドルクラスのNA8005をベースにして装備や機能の整理と追加を行った姉妹機だ。省略した機能の代表はUSB-DAC。追加した装備はWi-Fi、Bluetooth、FM/AMチューナーと広範囲に及ぶ。この3つは上位機種にはない本機だけの装備で、特にWi-FiとBluetoothはスマホやタブレットの音源をワイヤレス再生する用途を視野に入れている。もちろんNASの音源を聴くときにもWi-Fiを利用できるので、LANケーブルの配線が難しい環境にネットワークオーディオを導入したい人にお薦めだ。

マランツのネットワークプレーヤーは「NA-11S1」(右上)、「NA8005」(左上)、「NA6005」(中央下)の3モデルを用意。上位2モデルはUSB-DACも内蔵するが、NA6005は省略。一方で上位モデルにはない特徴として、Wi-Fi、Bluetooth、AM/FMチューナーを内蔵する

追加されたこれらの機能は、手持ちのさまざまな端末の音源をワイヤレス再生で楽しむ用途はもちろん、初めてネットワーク再生に取り組む音楽ファンにも使い勝手の良さを提供する。USB-DACを積んでいないのでパソコンの音源をUSB接続で聴けない点は残念だが、上位機種同様AirPlayに対応しているので、iTunesで再生できる音源はそのままワイヤレスで再生できる。つまり、その気になれば入力端子に何もつながず、大半の音源をワイヤレスで聴けてしまう。それこそネットワークプレーヤーの醍醐味だ。ちなみにWi-Fi接続はWAC、WPSのWi-Fiシェアリングが利用できるので、面倒な設定に悩まされることはない。

背面端子部。USB-DACは省略されている

対応ファイル形式はNA8005と同等で、最大192kHz/24bitのFLAC、WAV、AIFFに加え、96kHz/24bitまでのALAC、そしてMP3やAACまで広範囲の音源を再生できる。もちろんDSD(DSF/DFF)にも対応していて、5.6MHzまでの音源を他の音源と同様ギャップレスで楽しむことができる。

上位モデルとのちがいは? 音質も含めて徹底検証

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