公開日 2010/11/18 11:00

一条真人が太鼓判、今が「買い得」のシャープ“AQUOS”DR3/DZ3ライン

高画質+録画機能+手頃な価格
一条真人
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“LED AQUOS”DR3ラインは、500GB ハードディスクとブルーレイドライブを搭載した、オールインワンタイプの録画対応テレビ。液晶パネルはUV²Aで、LEDバックライトも備えており、画質面でも高いポテンシャルを持っている。40V型の「LC-40DR3」と32V型の「LC-32DR3」が用意される。

40V型の「LC-40DR3」と32V型の「LC-32DR3」

■使い勝手が良いブルーレイドライブのレイアウト

ブルーレイドライブは前面から見て右上に配置されている。多くの人にとって利き腕である右手でディスクをセットしやすいため、レイアウト的に優れている。ドライブはスロット型で、ディスクをある程度挿入すると、後は自動的に引き込まれてマウントされる。

ブルーレイドライブはスロットインタイプで右側面の上部に搭載

セットするときにはディスクの表面をユーザー側に向けて行うので、間違えて違うディスクを入れてしまう、という失敗も防げるだろう。ちなみに初期化されていない記録ディスクをセットした場合、自動的にフォーマット処理を実行してくれるのも、ユーザーの手間を省いてくれる親切な仕様だ。

フォーマット中は画面右下にそれを示すメッセージが表示される

■番組表からかんたん録画予約。長時間録画にも対応

予約録画は番組表から行うのだが、ふだん頻繁に使う番組表からすぐに録画設定が行え、いちいち入力切り替えなどを行う必要が無いのはとても便利だ。操作感覚は基本的に同社製の単体レコーダーと変わらない。

ただし、デジタルチューナーを2基搭載しているものの、2番組同時録画をすることはできない。録画用チューナーと再生用チューナーが明確に分けられているのだ。

さて、予約は番組表で目的の番組を選択し、決定ボタンを押すだけで行われる。より詳細な設定をしたい場合は、もう一度決定ボタンを押すと詳細設定画面に遷移する。予約するたびにいちいち詳細な設定をするユーザーは少ないだろうから、合理的な仕様と言える。

番組表で決定ボタンを押すと、すぐさま予約登録が行われる

詳細画面で、より細かな録画設定を行うこともできる

ちなみに予約録画の詳細設定画面では記録先の選択もでき、ハードディスクだけでなくブルーレイへの直接録画を選択することも可能。

また本機はDRモードだけでなく、MPEG-4 AVC/H.264 トランスコーダーを備え、フルHDのまま8.5倍までの長時間録画が行える。この録画モードも詳細録画設定で選択することができる。ちなみに用意されている録画モードは2倍/3倍/5倍/7倍/8.5倍だ。

また番組の視聴中に番組を録画したい場合は、リモコンの「録画」ボタンを押せば、その番組の終わりまでを録画し、番組が終わったら停止する。シャープではこの機能を「番組ぴったり録画」と呼んでいる。他社の録画テレビの中には、録画停止までの時間設定が必要なものもあるが、DR3ラインでは終了時刻を気にせず、ワンタッチで録画を開始・終了できるのだ。

■録画した番組の再生もかんたん。ダビング機能も充実

録画した番組を再生したい場合は、リモコンの「再生リスト」ボタンを押す。するとメイン画面が縮小表示になり、画面右に録画タイトルがリスト表示される。この画面では、タイトルを選択するだけでリストの下にプレビュー画面が表示され、内容を確認できる。

リモコンの「再生リスト」を押すと録画番組が画面右側にリスト表示。その下にプレビュー画面も用意される

DR3ラインのリモコン

録画番組をハードディスクからブルーレイにダビングしたい場合は、再生モードからリモコンの黄色ボタンを押して機能メニューを表示し、メニューから「ダビング」を選択する。

ダビングは1タイトルのみだけでなく、チャプターダビングや、複数タイトルを選択してまとめてダビングすることもできる。

ダビング画面。さまざまなダビング方法が用意されている

ユニークなのは、ダビングをその場で実行するだけでなく、指定した時間にダビングを実行させる「ダビング予約」機能が用意されていることだ。このダビング予約ならば、テレビの視聴を邪魔せずにダビングが行える。

ダビングの操作感自体も、処理やメニュー構成にストレスを感じる部分が少なく優れた仕上がりだ。

次ページDR3ラインの画質・音質は?

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