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総合バランスに優れた注目モデル

シャープ “AQUOS” Z5レビュー − 画質から機能、節電性能、使い勝手まで徹底ハンドリング

公開日 2011/04/11 10:30 編集部:風間雄介
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AQUOS Z5ラインに搭載されたテクノロジーを紹介した前回に続き、今回はいよいよ本機を実際にハンドリングしていく。画質はもちろん、各種機能やネットワークサービスの使い勝手など、本機の特徴をくわしく見ていきたい。

■フレームが細くスタイリッシュな新デザインを採用

まずは本機のデザインから眺めてみる。すぐに気づくのは、筐体がとても薄く、かつ画面周りのフレーム(ベゼルとも言う)が非常に細いことだ。この2つの特徴は、基本的には最新の薄型テレビのトレンドに沿ったものと言えるだろう。ところどころに鋭角なラインも用いているが、筐体の四隅は繊細なラウンド形状となっており、全体としては柔らかな雰囲気だ。AQUOSらしいメジャー感と、最新モデルならではのスタイリッシュさをうまく両立させている。

AQUOS Z5シリーズ。写真は今回テストした「LC-46Z5」

本体を正面から見ると、画面周りのフレームが細いため、より画面に集中できる。画面がそのまま空間に浮かび上がったような印象さえ受ける。

横から見ると筐体の薄さが際立つ。端子部に少し突起や凹みがあるほかは、ほぼフラットなデザインとなっているので、後ろから見ても美しい。


最薄部は2.7cm。背面はほぼフラット。フレームが細いのも大きな特徴だ
筐体が薄くフレームも細いので、設置性能は非常に高い。シャープでは同社の10年前のテレビから買い替える場合、同じ設置スペースで10インチ程度のサイズアップが図れると説明しているが、これは実際の製品を見ると納得だ。今回は46V型の「LC-46Z5」を試用したが、パッと見た印象では40V型程度にしか感じられないのだ。

しかも、これは最近のモデルと比べたときの印象である。一昔前の薄型テレビはサイドスピーカータイプのものも多いので、これらと比べたら、同じ設置面積で大幅なサイズアップが可能になるという主張は頷けるところだ。

地味だが重要なポイントとして、画面表面処理がノングレアタイプであることも強調しておきたい。もちろんグレアとノングレア、どちらが好みかは人それぞれだが、ノングレアには外光の映り込みが少ないという特徴がある。

外光の映り込みが少ないので、視聴中の画面に周囲の景色が映り込まず、画面に集中できるという利点は大きい。またテレビを使っていないときにも、ノングレアのメリットは際立つ。グレアでは、画面にまるで鏡のように様々なものが映り込んで気になることがあるが、ノングレアならこういったストレスとは無縁だ。

■AQUOS Z5の3D画質をチェックする

さて、いよいよ次ページからは画質のレポートである。

次ページAQUOS Z5の3D画質とは?

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