公開日 2026/10/23 11:00

64 AUDIO、新フラグシップIEM「Ocean」。低域/高域を交換式パーツで調整可能

693,000円前後
編集部:原田郁未
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ミックスウェーブは、同社が取り扱う64 AUDIOのフラグシップ・ユニバーサルIEM(インイヤーモニター)「Ocean」を10月30日(金)に発売する。価格はオープンで、市場では税込693,000円前後での実売が予想される。

 64 AUDIO「Ocean」

フラグシップモデル「tia Fourté」の登場から約10年にわたり培ってきた技術と設計思想を継承したモデル。計6基のドライバーを4つの帯域に振り分けた構成を採用し、ニュートラルな音調とリアリティのある中域、広いサウンドステージ、高い分離性能を追求したという。

低域用のバックベントフィルターと高域用の「tia」スクリーンを交換し、各帯域の特性を調整できる「Passive Acoustic Control」を搭載。同社独自の「tia」「apex」「LID」といった技術も盛り込んでいる。

ドライバーの内訳は、低域用ダイナミックドライバー2基、中域用2基、中高域用1基、高域用tiaドライバー1基の計6基。低域用の2基はアイソバリック構成で搭載し、力強さと透明感を両立した低音再生を目指した。中域は豊かさと存在感を重視。中高域は音が埋もれたり、過度に強調されたりすることを抑え、自然なバランスに整えたとしている。

着用イメージ

高域には、独自のオープン型BAドライバー「tia」を採用。音の出口をひとつにまとめたシングルボア設計と組み合わせ、不要な共振や歪みを抑えながら、自然で開放的な音響表現を追求した。

tiaドライバーの音響特性を調整する「tia waveguide」には、新たにメタマテリアルを採用。独自の音響技術と組み合わせ、ウェーブガイドの設計をさらに洗練したという。

これによって、高域用tiaドライバーの性能を引き出し、リアリティと自然な響きを両立した高域再生を実現したとのこと。楽器やボーカルの表現を支え、帯域全体で自然な音楽再生につなげるとしている。

「Passive Acoustic Control」は、交換式パーツによって低域と高域を調整する機能。低域用のバックベントフィルターは、基準となる「REF」に「−6dB」「−2dB」「+2dB」を加えた4種類を用意し、最小設定と最大設定の差は8dBとなる。同社によると、遮音性への影響を抑えながら低域の特性を変更できるという。標準状態ではREFフィルターを装着する。

 「Passive Acoustic Control」はパーツ組み替えで自分好みのサウンドにカスタムできる

高域側には、着脱可能なステンレス製tiaスクリーンを採用。「REF」と「−2dB」の2種類を用意し、標準状態ではREFを装着する。耳による聴こえ方の違いや好み、音源に応じて高域を調整できるとしている。低域用フィルターと高域用スクリーンはいずれもねじ込み式で、付属の専用ツールを使って交換する。

独自技術「apex(Air Pressure Exchange)」にも対応。耳道内の空気圧を逃がしながら遮音性を確保する仕組みで、同社は長時間のリスニングに伴う疲労の軽減や、自然で広がりのあるサウンドステージの実現を図ると説明している。

apexモジュールは「m20」「m15」「m12」「mX」の4種類を用意。公称の遮音性能はそれぞれ−20dB、−15dB、−12dB、−10dBで、標準状態ではm15を装着する。apexモジュールによる遮音性・音響特性の変更と、バックベントフィルターによる低域調整、tiaスクリーンによる高域調整を組み合わせ、好みや使用環境に合わせた音づくりが行える。

独自回路技術「LID(Linear Impedance Design)」も搭載。マルチドライバーIEMのインピーダンス変動を補正し、接続機器の出力インピーダンスの違いによる周波数特性への影響を抑えるよう配慮している。

これによってスマートフォンやDAP、DAC/ヘッドホンアンプなど、異なる再生機器と組み合わせた場合も、設計時に意図したサウンドを安定して再現することを目指したという。

周波数特性は5Hz - 22kHz、インピーダンスは9.5Ω(1kHz)、入力感度は103.7dB(1kHz/1mW)となる。

シェルとフェイスプレートには、削り出しのアルミニウムを採用。カラーはシャンパンカッパーとなる。フェイスプレートには、風によって砂などに生まれる波状模様「風紋」から着想した切削加工を施す。ブランドの個性を反映したミニマルなデザインとし、流行に左右されにくい造形を目指したという。

イヤホン側の接続端子には、独自のカスタム2pin端子を採用。ケーブルは着脱可能で、対応するサードパーティー製ケーブルも使用できる。同社は最適な性能を得るため、付属品または純正ケーブルの使用を推奨している。

付属ケーブルには、24AWG・4芯構成の銀メッキUP-OCC銅リッツ線を採用。3.5mmステレオミニと4.4mmバランス接続に対応する。イヤーチップは「TrueFidelity Foam Tips」「Silicone Ear Tips」「Low-Profile Silicone Ear Tips」の3タイプを用意し、それぞれS/M/Lサイズを同梱する。

音質調整用のtiaスクリーン、バックベントフィルター、apexモジュールのほか、交換用ツール&ホルダー、クリーニングツール、クリーニングクロス、クリップなども付属。収納用の「64 AUDIO Premium Leather Case」を同梱し、保証期間は1年間となる。

付属品の一覧

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