公開日 2026/09/08 10:01

ソニー約2万円NCワイヤレスヘッドホンが進化、スタミナ強化&折りたたみ。エントリー機も新しく

カラバリも強化した「CH730N/CH530」
編集部:石井達也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

ソニーは、ワイヤレスヘッドホンの新製品「WH-CH730N」および「WH-CH530」を9月18日(金)に発売する。価格はともにオープンで、予想実売価格は、WH-CH730Nが税込22,000円前後、WH-CH530は税込7,700円前後となる。

 WH-CH730N ホワイト

両モデルともに、Bluetooth Ver. 6.0に対応し、上位機種やゲーミングブランド「INZONE」で培われた最新技術を投入。バッテリー性能の向上や次世代コーデックへの対応、そして通話品質の向上など、前モデルから性能を大きく引き上げる仕上がりとなっている。

WH-CH730N

WH-CH730Nは、2023年に発売した「WH-CH720N」の後継モデル。同社のワイヤレスヘッドホンではミドルエントリークラスに位置づけられる。従来の機能を全面的にアップデートしつつ、特に携帯性とバッテリー性能、そして装着性の強化が図られている。なお、搭載しているドライバーは前モデルのCH720Nと同じもの。

新たに「折りたたみ構造」を採用し、ハウジング部の幅を従来の214mmから206mmへスリム化。これにより、収納時は従来比で約40%ものコンパクト化を実現した。専用の収納ケースなどは付属しないものの、重量は約207gに抑えられており、小さなカバンにも直接すっきりと収まる。

前モデルから約40%コンパクトになった収納状態

カラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、ベージュ、ブルー、ピンクの5色を展開。ソニー担当者は「首にかけてファッションとしても楽しんでいただけるデザイン。コーディネートや気分に合わせてカラーを選んでほしい」と説明する。

Placeholder Image
首にかけた際にもファッションに馴染むように設計
Placeholder Image
左右ハウジングには4つのマイクを搭載。前モデルから位置を最適化して風ノイズを軽減
Placeholder Image
ブラック
Placeholder Image
ブルー
Placeholder Image
ベージュ
Placeholder Image
ピンク

大きな進化ポイントであるバッテリー性能は、連続再生時間がノイズキャンセリングON時で最大50時間(前モデル比+15時間)、OFF時で最大75時間(前モデル比+25時間)へと伸びた。なお、連続再生時間が伸びた理由について同社は「非公開」としている。

急速充電は前モデルの性能を引き継いでおり、3分の充電で60分、10分の充電で約4.5時間の再生が可能となっている。

本体底面にUSB-C端子が搭載されているが、同端子は充電専用で、USB-Cからのデジタル音声入力は行えない。なおUSB-C端子のそばには3.5mmステレオミニ端子を備え、同端子からアナログ音声入力が行える。

有線接続時の再生周波数帯域は6Hz〜20,000Hz。インピーダンスは電源ON時で100Ω/1kHz、電源OFF時で25Ω/1kHzとなっている。

装着性を高める工夫では、上述の通り質量207gという軽量設計を施した。前機種は約192gだったため多少重くなっているが、折りたたみ機構を搭載しつつ質量を抑制した点に注目したい。

充電はUSB Type-C。同端子からの音声入力は行えない

音質面では、高音域補完技術「DSEE」の搭載に加え、専用アプリ「Sound Connect」経由で利用できるイコライザーが従来の5バンドから10バンドへと拡張された。このEQアルゴリズムや「Game」プリセットは、ゲーミングギア「INZONE」の技術を転用したもの。

ワイヤレス接続の面ではBluetooth Ver. 6.0に対応し、コーデックは従来のSBC、AACに加えて次世代の「LC3(LE Audio)」もサポートしている。

長時間の装着でも疲れにくいイヤーパッドを採用

通話品質も向上。新たに口元の音を拾う「ビームフォーミングマイク」を搭載し、上位機種にも採用されている「高精度ボイスピックアップテクノロジー」を採用した。LC3接続時に従来の2倍の帯域を使用する「スーパーワイドバンド」と、AIを用いて人の声とノイズを正確に切り分ける音声信号処理の相乗効果により、喧騒の中でも肉声だけをクリアに届けることが可能になったという。

また、アプリ連携による新機能として、スマートフォンをポケットやソファに置いた際の誤操作による突発的な大音量を防ぐ「最大音量制限」や「セーフリスニング機能」が利用できる。さらに、ボタン操作だけでSpotifyなどの音楽を即座に再生できる「Quick Access(Spotify Tap)」にも対応。数年にわたる長期利用を想定したハイエンド的な配慮である「いたわり充電(バッテリー保護)」にも対応している。

 専用アプリ「Sound Connect」による「セーフリスニング」「最大音量増減」機能

ノイズキャンセリング機能の心臓部には、「1000X」シリーズなどの上位機種でも採用実績のある「統合プロセッサーV1」を引き続き搭載。フィードフォワードマイクの位置を物理的に最適化することなどで風ノイズを徹底的に排除したとアピールしている。

利便性を高める機能として、2台の機器と同時接続できる「マルチポイント接続」や、Android端末とワンタップで接続できる「Google Fast Pair」、Windows PCとスムーズに繋がる「Swift Pair」にも対応。

また、Fast Pairの機能を用いて、スマートフォンからヘッドホンを鳴らしたり、最後に接続した場所をアプリの地図上で確認したりできるため、万が一の紛失時にも安心感があると謳っている。

実際に手に取ってみると、マットな質感が価格以上の高級感を感じさせ、207gの軽さと適度な側圧により長時間の装着でも疲れにくい。ノイズキャンセリングも申し分なく、会議室のエアコン駆動音などを完全に排除し、ヘッドホン内の音声に深く没入することができた。

WH-CH530

WH-CH530は、前モデルと同様の約150gの軽さをキープした、ノイキャン非搭載のエントリーモデル。ドライバーについても前機種のCH520と同じものを搭載している。

Bluetoothは、WH-CH730Nと同様にBluetooth Ver. 6.0に対応している。コーデックはSBC、AACに加え、次世代の「LC3(LE Audio)」をフルサポートしており、エントリーモデルながら低遅延かつ高効率な最新の通信環境を享受できると同社はアピールしている。


 WH-CH530 ブラック

通話面においても上位モデルと同等の性能を実現。こちらも高精度ボイスピックアップテクノロジーを採用し、LC3接続時の「スーパーワイドバンド(帯域2倍)」と、AIを用いた「ノイズサプレッション」のシナジーにより、騒音下でも肉声のみを正確に拾い上げるという。

バッテリー面では、連続再生時間が前モデルからさらに5時間延長され、最大55時間へと向上。WH-CH730Nに搭載されている「いたわり充電」機能は省かれている。

前モデルから約150gの軽量さをキープしつつバッテリーや通話性能は進化

さらに、WH-CH730Nと同様にINZONE技術継承の「10バンドEQ」や「Gameプリセット」が利用可能となった。ポケット内などでの不意の爆音を防ぐ「最大音量制限」と「セーフリスニング」機能にも対応する。

また、PCとスマートフォンなど2台の機器へ同時に接続できる「マルチポイント機能」や「Google Fast Pair」「音声アシスタント」といった、前モデルに搭載されていた機能はすべて網羅している。

デザイン面での注目は、トレンドを反映した新色「コバルト」。従来のブルーとは一線を画す色合いを持つとソニーは説明している。カラーはブラック、ホワイト、コバルト、コーラル、ピンク、ミントの計6色展開。

なお、両モデルとも本体やパッケージには再生プラスチックを使用し、プラスチックフリー包装を採用するなど、環境への配慮も最新モデル準拠となっている。

Placeholder Image
ブラック
Placeholder Image
ホワイト
Placeholder Image
コバルト
Placeholder Image
コーラル
Placeholder Image
ピンク
Placeholder Image
ミント

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 『万能文化猫娘』『アキハバラ電脳組』『NG騎士ラムネ&40』などスターチャイルド関連5作品サントラがサブスク解禁
2 B&W「Nautilus」が値上げ。ペア税込3300万円に
3 BoseがSkullcandyを買収。今後も独立したブランドとして製品開発
4 B&W、60周年を記念したリファレンスSACD/CD『The Reference』。2000枚限定生産
5 TVer、決済機能「TVer ID支払い」を提供開始
6 女子プロゴルフ「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」10/22から4日間の放送/配信予定
7 映画館の音、オープンリールの音。“曇りなき正確な音”を目指す「BWV 2026サウンドツアー」をレポート
8 MIYAVIが語るファーウェイ製イヤホンの魅力。「FreeBuds Neo」など新製品発表会に登壇
9 TASCAM、業務用CDプレーヤー「CD-200MKII/CD-200BTMKII」。オートキューなど再生機能を強化
10 km5、薄型ワイヤレススピーカー「Sp1」とBluetoothミキサー「Mp1」を発表。CDをもっと自由に楽しむ新提案
10/23 10:31 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix