公開日 2026/05/14 17:52

シャープ、独自の生成AIで“テレビと話す”新サービス「AQUOS AI」。5/23からスタート

会話は月50回まで無料
編集部:原田郁未
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シャープは、独自の生成AI技術を活用し、AIキャラクターとの会話が楽しめるテレビ向け新サービス「AQUOS AI」を5月23日(土)より提供開始する。利用料金は基本無料で、利用回数に応じた月額プランを用意する。

テレビ向け新サービス「AQUOS AI」

本サービスは、OpenAI製LLMをベースとした同社独自のAI技術を活用し、テレビ画面上に表示されたAIキャラクターと会話を楽しめる点を特徴とする。「トーク」「番組おすすめ」「使い方ヘルプ」という3つの主要機能を備える。

まず「トーク」機能では、AIキャラクターがユーザーに寄り添う形で日常会話を展開。「今日はうれしいことがあった」と話しかけると、一緒に喜びながら質問を返すなど、自然なコミュニケーションを行うという。会話履歴を踏まえた応答にも対応し、継続的な関係性構築も図る。

トーク画面のイメージ。言葉を認識し、文字に起こして画面に表示する

「番組おすすめ」では、「笑いたい」「リラックスしたい」といった気分を伝えることで、放送番組や録画番組、一部動画配信サービスからおすすめコンテンツを提案。キーワード検索ではなく、会話を通じてコンテンツに出会える体験を訴求する。

「使い方ヘルプ」では、「毎朝6時にテレビをつける方法」のように尋ねることで、その設定方法を会話形式で案内。取扱説明書を調べる手間を軽減し、高齢者を含めた家族全員が使いやすいテレビを目指したという。

番組レコメンドや、テレビの操作ガイドにも会話で案内する

標準AIキャラクターとして、男性モデル「大輝(だいき)」と女性モデル「あゆみ」の2種類を用意。65型テレビでは等身大に近いサイズ感で表示され、リビングで家族と会話を楽しめるとしている。

AIキャラクターの「大輝」と「あゆみ」

上述のとおり料金は基本無料で、「トーク」機能については月50回の上限が設けられる(ユーザーが話しかけ、AIが応答するまでを1回とカウント)。より多くの回数トーク機能を利用したいユーザーには有料プランを用意しており、月400回まで利用できる「ノーマル」プランが月額495円(税込)、月1,600回まで利用できる「ゴールド」プランが月額1,980円(税込)となる。

月額プランの契約者のみトーク回数の追加購入も可能で、価格は100回あたり165円(税込)。なお、未使用のトーク回数は翌月に繰り越すことはできない。

基本使用は無料。プランにより月毎の会話回数に上限設定がある

なお本サービスは、5月23日に発売予定の4K Mini LEDテレビ「X9A/X7Aライン」と、4K有機ELテレビ「S9A/S7Aライン」から対応を開始。その後、順次対応機種を拡大していく予定だとしている。

 

「AQUOS AI」はテレビを “見る” ものから “話す” ものに変える

本日同社が開催した発表会では、テレビシステム事業本部 Entertainment事業部の木村健一事業部長らが登壇。木村氏は、「AQUOS」が2001年の誕生から25周年を迎えたことを受け、「25周年はゴールではなく、次の四半世紀に向けたスタート」とコメント。「AIでテレビがもっと楽しく、美しく。」を新たなスローガンとして掲げた。

木村健一 事業部長

同社の国内商品企画部の鈴木正幸部長は、AQUOS AIについて、「リビングにいる家族へ寄り添うAIを目指した」と説明。同社のAIキャラクターサービス「ポケとも」で培った “共感知性” 技術を応用していると明かした。

鈴木正幸 部長

また、「AQUOS AI」は家族利用を前提に設計しているとし、スマートフォン向けAIとは異なる、リビングのテレビならではのコミュニケーション体験を重視したと説明。一方で、コンテンツレコメンドについては都度情報をリセットし、その時々の気分や要望に応じた提案を行う仕様としている。

「テレビが、家族の新しい一員になる。」として、テレビとの会話それ自体をコンテンツとして訴求していく

人生相談や健康相談、法律相談のような専門性や正確性が求められる内容については、「生成AIの特性上、正確な回答を保証できない」としつつ、「一般的な会話を楽しむエンターテインメントとして提案していく」と説明。会話データの社内での使用については、「個人情報を除外した形で商品改善に活用する可能性がある」とした。

そして本サービスの提供により、「これまでテレビは “見る” ものだったが、これからは “話す” 存在になる」と強調。単なる便利機能ではなく、“テレビが話し相手になる” 新しいエンターテインメント体験を提案したいとの展望を述べるとともに、「AIを効率化ツールとしてだけではなく、キャラクターとの会話そのものをエンターテインメントとして楽しんでもらう“テレビ流”のアプローチ」と位置付けた。

今後については、対応製品の拡充に加え、スマート家電との連携など、さらなる機能拡張も検討しているとのことだ。

発表会の会場では、リビング環境を再現した展示を実施

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