Bowers & Wilkins、新ワイヤレスヘッドホン「Px7 S2e」。DSPのチューニング変更でさらなるクオリティアップ

Bowers & Wilkins（B&W）は、内蔵DSPを強化したワイヤレスヘッドホン「Px7 S2e」を、9月28日（木）に発売する。価格はオープンだが、税込60,500円前後での実売が予想される。

2022年に発売された「Px7 S2」の内蔵DSPを、上位モデル「Px8」に準拠したチューニングを施すことでさらなるサウンドクオリティの向上を果たしたモデル。型番末尾の「e」は、「Evolved（進化した）」という意味合いが込められているとのことだ。なお、本モデルの発売に伴って前モデルPx7 S2は在庫限りで終売となる。

ハードウェア的な部分はデザインを含め、前モデルPx7 S2から変更点はない。ユニットは、カスタム設計の40mmバイオセルロース・ドライブユニットを引き続き搭載する。高いレスポンスで楽曲のあらゆるニュアンスを忠実に再現すると同時に、極めて低い歪率によって、より正確な音像定位と空間表現を実現した。ドライブユニットの配置についても、ユニットの放射面からそれぞれの耳までの距離を一定に保つ「アングルド・ドライブユニット」構造を踏襲する。

ノイズキャンセリング機能は、イヤーカップ内に配された2基のマイクでドライブユニットの出力を捉え、イヤーカップ外側に備えられた2基のマイクにて外部の環境ノイズを集音。音楽性を損なうことなく不要なノイズのみを高い精度で取り除くとする。通話時においても、2基の通話用マイクが発話音声以外のノイズを効果的に抑制し、ユーザーの発する声だけを明瞭に伝えると同社はアピールしている。

対応コーデックはSBC／AAC／aptX／aptX HD／aptX Adaptiveをサポート。aptX Adaptive対応デバイスとの組み合わせでは、高音質なサウンドと安定した接続によるリスニングを楽しむことができる。48kHz/24bit対応のUSB-DAC機能や、付属のUSB Type-C to 3.5mmケーブルによる有線接続にも対応する。

バッテリーライフについても変更はなく、最大約30時間の音楽再生、15分の充電で7時間の再生が可能な急速充電もサポートする。「Bowers & Wilkins Musicアプリ」を用いてイコライザー調整や、ノイズキャンセリング強度調整も行うことができる。

カラーバリエーションは、アンスラサイト・ブラック、クラウド・グレー、オーシャン・ブルー、フォレスト・グリーンの4色を展開。ブラック、グレー、ブルー系統の3色は前モデルよりトリムのカラーや、ハウジング部のロゴタイプの文字色の変更などデザイン若干の変更が加えられる。