Astell&Kern、独Vision EarsとのコラボIEM「AURA」。11ドライバー搭載で約70万円

アユートは、Astell&Kernと独のIEMブランド「Vision Ears」とのコラボレーションモデルとなる、ハイブリッド11ドライバーを搭載したプレミアムIEM「AURA」（アウラ）を全世界650台限定で発売することを発表した。価格はオープンだが、税込699,980円前後での実売が予想される（為替等の状況によって変動する場合あり）。

Vision Earsは、2013年に設立されたドイツのプレミアムIEMブランド。卓越した技術力と手作業による丁寧な作り込みで最高品質のIEMを提供する。ポータブルオーディオ市場の最前線に立つ2社が互いの音に対する価値観と卓越した技術力を深く尊重した上で、共通のビジョンにより、本モデルでのコラボレーションが実現した。国内での発売は7月予想としているが、正式な発売日が決定次第、改めてアナウンスされる。

ドライバー構成は、8mm径アルミニウム・マグネシウム合金ダイナミックドライバー×2基、BAドライバー×8基に加え、BAスーパートゥイーター×1基の計11基を搭載。2基のダイナミックドライバーは対向配置した独自のアイソバリック構成を採用する。

上記ドライバーを最適化する特殊回路による5wayクロスオーバー、排圧コントロール用のアルミ製アコースティックメッシュ、ドライバーのスピード感と音楽性を両立させる内部容積を持つスペシャルチャンバーにより優れた音質を実現する。

フェイスプレートとシェルは、軽量かつ強固で耐食性にも優れるスイス製の6061-T6アルミニウム。フェイスプレート部はアルミの強度を高めるT6熱処理を加えて軽量・堅牢性を高めるとともに、ミーリング加工用の表面処理を施したマイクログルーブデザインを採用。高品質なドイツ製ハンドクラフトによって製作される。

ケーブルには本モデル用に特別設計されたEffect Audio製カスタムメイドケーブルを採用。UP-OCC純銅リッツ線2本、純銀リッツと純銅リッツのハイブリッド線2本の計4本の線材を使用し、Effect AudioのEPO（Ergonomic Performance Optimization）技術を適用することで、音質に影響を与えることなく、優れた柔軟性を獲得。装着感にも配慮した。

イヤホン側コネクターはカスタムIEM 2pin、プラグにはロジウムメッキ真鍮ストレートタイププラグを採用し、3.5mmアンバランスプラグと4.4mmバランスプラグの2本を付属する。

その他付属品として、100％医療用シリコンを採用したAZLA SE1500イヤーピース（6サイズ）、PABLO社製スムースカーフスキンレザーを使用したハンドメイドレザーアクセサリーを同梱する。