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2020年発売「Blessing2」の後継モデル

水月雨、2DD+4BAハイブリッド型イヤホン「Blessing3」。新開発の低域モジュールを搭載

2023/05/02 編集部:松永達矢
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合同会社地球世界は、ダイナミックドライバー2基、バランスド・アーマチュア(BA)ドライバー4基を搭載した水月雨(MOONDROP)のハイブリッド型イヤホン「Blessing3」を5月10日(水)に発売する。価格はオープンだが、税込53,900円前後での実売が予想される。

「Blessing3」

2020年に発売された「Blessing2」の後継と位置づけるモデル。先日開催された「春のヘッドフォン祭 2023」にて参考出展されたアイテムが早速正式に案内される格好だ。

3Dプリントによる物理的なクロスオーバー設計を前モデルから踏襲しながら、高精度 DLP-3Dプリント技術と設備のアップグレードで、より複雑な構造での量産化を実現した。シリーズ定番のハイブリッド3ウェイ機構と同ブランドの音響学チームによるチューニングを施すことで、全周波数帯域で一貫した位相を確保。ハイブリッドイヤホンでも自然なつながりで、開放的で質感あるサウンドをもたらすという。

クロスオーバー設計イメージ

新たに開発した10mm径水平対向デュアルダイナミックドライバー「HODDDUS(Horizontally Opposed Dual Dynamic Drivers Unit System)」を搭載。前モデルからダイナミックドライバーを1基増設したことで、2倍の最大音圧を獲得。高いダイナミックレンジと低い非線形歪みを実現したと同社はアピールする。

振動板にはペーパードーム+フレキシブルエッジを採用。ペーパードームの高いダンピング特性で、中高域の不要な共振を抑制し、滑らかで自然な音色を提供する。

2基のドライバーユニットを対称に配置した平面駆動型と近い原理を用いることで、ユニット間の磁気ギャップに磁界が均一に集中。伝送効率の向上と非線形歪みの低減を両立させたという。

中高域のクロスオーバーについても改良を施すことで、超高域のディテールを保証しながら中高域のつながりと滑らかさを最適化。新開発の低域モジュールとの組み合わせも相俟って、より力強く自然な音質を提供する。

筐体は3D医療レベル樹脂、フェイスプレート部にはCNCステンレスを採用。角度を変えてカットした手磨きによる鏡面効果で、装着時の認識性も高い、スタイリッシュなデザインに仕上げられている。

イヤホン側コネクタは2Pin端子を採用。付属ケーブルは3.5mm金メッキステレオミニプラグを採用する。周波数帯域は10Hz - 30kHz、感度は120dB/Vrms(@1kHz)、インピーダンスは14.8Ω± 15%(@1kHz)となる。

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