iOS 14.2で実現した「AirPodsのバッテリー充電最適化」の詳細と使い方

アップルは本日、iOS 14.2やiPadOS 14.2などの新OSを提供開始した。その新機能として、「AirPodsのバッテリー充電最適化」が加わった。

アップルの説明によると、AirPodsがフル充電された状態の時間を減らすことで、バッテリーの劣化速度を抑制する機能だ。

これを使うためにはどうすればよいのだろう。まず、AirPodsやAirPods Proのファームウェアを更新する必要はない。iPhoneやiPadなどのOSを最新のものにするだけでよい。

またこの機能は、能動的に設定をオンにしなくても、デフォルトでオンになるようだ。

実際にOSをアップデートし、AirPodsをデバイスへ近づけてみると、いつものようにバッテリー残量が表示される。そこに、記者の場合は「バッテリー充電の最適化　AirPodsは15時までに充電を完了するようにスケジュールされています」という文言が表示された。

設定のBluetooth→AirPods Proの「i」アイコンをタップすると、同機能のオン/オフが可能。そこには「iPhoneやAirPodsがふだんどのように充電されているかを学習し、次にiPhoneやAirPodsを使い始める直前まで、AirPodsの80％を超える充電を保留することがある」と書かれている。

ただ単にフル充電を抑制するのではなく、ふだんの使われ方、充電のされ方を学習し、それに合わせて最適な充電を行うのが、本機能の特徴だ。