公開日 2004/10/19 15:00

オンキヨー、2部屋で7.1ch再生できるフラグシップAVアンプ「TX-NA1000」

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TX-NA1000
●オンキヨー(株)は、AVアンプのフラグシップモデル「TX-NA1000」を11月19日より発売する。価格は63万円。

本機は、i.Link2系統、HDMI入力2系統、出力1系統を装備。i.Linkでは、SACDやDVDオーディオ(マルチチャンネルを含む)のデジタル入力が可能。HDMIは映像、コントロール信号のみの処理で、音声の伝送はできない。HDMIビデオコンバーターを内蔵したことにより、ビデオ/Sビデオ/コンポーネント/D端子に入力した映像信号をHDMIへ変換出力することができる。

また本機はマルチルーム機能を装備。7.1chスピーカー端子を2系統装備し、同一の音源から2つの異なる部屋への7.1ch同時再生が可能。映像信号についても複数の部屋への同時出力が行える。さらに全出力を一部屋に集約し、サラウンド4chのスピーカーを各chごとに2台ずつ配置するなどといった使い方もできる。

サラウンドフォーマットはもちろんフル対応。ドルビープロロジックIIx、ドルビーデジタルサラウンドEX、DTS-ES、DTS Neo:6などにも対応する。さらにTHX規格に基づき、ドルビーデジタルEX信号のサラウンドL/Rchからサラウンドバックchをマトリクスデコードし、さまざまなポストプロセッシング処理を施すTHXサラウンドEXデコーダーも装備する。

定格出力は200W×7(6Ω時)。広帯域/高ダイナミックレンジ・メディアのポテンシャルを最大限に引き出す独自技術WRATを、全チャンネルのパワーアンプ回路に採用している。音声信号値の基準となるグランド電位を安定させるため、回路内の全てのアースポイントを一点に集中し、グラウンド電位の揺らぎの中に埋もれた微小信号の細かなニュアンスまで再現する。

ボリュームは0.5dBステップで変化させることができるリニア・オプティマム・ゲイン・ボリュームを採用。また、オーディオDACはWolfson社製の192 kHz/24 bitタイプで、全ch用に計4基(2ch/基)搭載する。

さらに、元信号と同値の新たな信号をリアルタイムに生成する独自回路「VLSC」を全chに搭載。高精度な192kHz/24bit DACによるD/A変換をさらに洗練させた完全オリジナル回路となる。

DSPは32ビットのものを2基装備。そのほか、真鍮製のインシュレーター、硬質アルミ材による肉厚パネルなど、ハイエンドモデルにふさわしい仕様を備える。

セッティングメニューも充実。外部機器から入力されたPCM信号のサンプリング周波数を元信号の2倍の密度に変換する「デジタルアップサンプリング」、2chステレオ再生時に、ワンタッチで信号経路を最短化する「Pure Audioモード」などを備える。

【問い合わせ先】
オンキヨー株式会社 カスタマーセンター
TEL/ナビダイヤル0570-01-8111

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
  • ブランドONKYO
  • 型番TX-NA1000
  • 発売日2004年11月19日
  • 価格\630,000
【SPEC】
<音声部>●定格出力:フロント200W+200W、センター200W、サラウンド200W+200W、サラウンドバック200W+200W、(6Ω、1kHz、0.1%THD) ●ダイナミックパワー(4Ω):260W×2 ●全高調波歪率:0.05%(定格出力時) ●周波数特性:5Hz-100kHz(CD、ダイレクトモード、+1/-3dB)●SN比:95dB(LINE、IHF-A)
<総合>●音声入力端子:デジタル13(同軸×6、光×7)、アナログ11(各2ch)、マルチch 2(7.1ch) ●音声出力端子:デジタル2(同軸×2、光×2)、アナログ5(各2ch)、マルチch 1(7.1ch) ●音声入出力端子:i.LINK(IEEE1394) 2 ●映像入力端子:HDMI端子2、D4端子2、コンポーネント端子4、S端子7、コンポジット端子7 ●映像出力端子:HDMI端子1、D4端子1、コンポーネント端子2、S端子4、コンポジット端子4 ●スピーカー出力端子:7ch×2(バナナプラグ対応ネジ式、ターミナルピッチ19mm) ●ヘッドホン端子:1 ●RS232端子:1 ●IR端子:IN 3/OUT 3 ●Ethernet端子:1(Net-Tune) ●RI端子:1 ●消費電力:850W ●外形寸法:435W×220H×481Dmm ●質量:33.0kg 
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