公開日 2026/07/09 06:35

<HIGH END>“ジャズ喫茶”を意識した内装で迎えるエソテリック。同時開催のVienna Sound Festをレポート

Wattson Audioからは光カートリッジ対応フォノイコライザーも登場
筑井真奈
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ウィーン・ハイエンドの開催に合わせて、近隣の会場でふたつのオーディオショウが開催されていた。ひとつはエソテリック/ティアックなどが参加する「Vienna Sound Fest」、もうひとつはFM Acousticsなどが参加する「hififideluxe」。いずれも数部屋程度の小規模なイベントである。

MARTENのスピーカーを組み合わせたエソテリックのメイン試聴ブース

いずれもメイン会場であるACV(Austria Center Vienna)から徒歩数分程度の場所にて開催。「Vienna Sound Fest」はTechgate Buildingというオフィスビル内に、25のブランドが6つの試聴ルームを設けてそれぞれに個性的なサウンドを奏でていた。

5部屋程度の小さなショウとして開催された「Vienna Sound Fest」

Vienna Sound Festで一番大きな部屋を展開していたのがエソテリック/ティアック。同社のヨーロッパ代理店であるaqipa(アキパ)のブースとして出展していた。”ジャズ喫茶”からインスパイアされた内装が大きなこだわりだそうで、ゆったりとした椅子や家具を配置して音楽を味わえる環境を用意。奥には小さなバーも用意され、カフェやアルコールが楽しめるようにもなっていた。

エソテリックブランドとしては、ネットワークプレーヤーの「N-05XE」、パワーアンプの「S-05XE」をヨーロッパ初披露。ミニマムで高音質を追求する”05シリーズ”は欧州圏でも手応えを感じているという。スピーカーにはマーテンの「Mingus Septet Statement Edition」と「Parker Trio」の2モデルを組み合わせて、CDとQobuzを中心にデモを実施していた。

ティアックのブースでは、トップラインとなる”700番シリーズ”のほか、アナログプレーヤー「TN-5BB」によるアナログ再生も披露。また、ティアックの”500番シリーズ”をヘッドホンで楽しめるエリアや、日本でも話題のカセット・ブランド「WE ARE REWIND」のポータブルカセットデッキなども展示、カセットブームの世界的な広がりも感じさせてくれる。

「700番シリーズ」を中心に組み立てたティアックのブース

ヘッドホン再生エリアの他、WE ARE REWINDのカセットデッキも注目

タンノイも同じくVienna Sound Festに出展、超大型スピーカー「Westminster Royal/GR」を持ち込み再生を行っていた。組み合わせはエソテリックの「N-01XD SE」と「F-02」。シンプルなプリメインアンプが鳴らすWestminster Royal/GRの壮麗さは格別で、リラックスしながらも真剣に音楽と向き合える、稀有なスピーカーであると改めて認識した。

「Westminster Royal/GR」をメインに据えたタンノイの試聴ブース

タンノイも今年で創業100周年を迎える。会場でブランドマネージャーのヴィンセント氏を見かけたので、「100周年に向けた企画はあるのですか?」と尋ねたところ、ニヤリと笑ってなにやら仕込みがあるらしい。こちらも期待したいところ。

Wattson Audioも出展し初の光カートリッジ対応のフォノイコライザー「Madison Phono」を初披露した。テクダスの「Air Force V Premium」と組み合わせて再生されており、光カートリッジの可能性にも大きく期待しているという。スピーカーはスペインのハイエンドブランドKROMAを組み合わせ。

Wattson AudioとKROMAのブース

Wattson Audio初の光カートリッジ対応フォノイコライザー「Madison Phono」

他にもDream Audioという大手代理店が仕掛けるYG Acoustics&YPSILONのブース、KROMA&WADAXのブースはいずれも弩級のハイエンドシステムを展示。日本ではあまり見かけることの少ないブランドの音に触れることができるのも、ハイエンドショウならではの楽しみである。

YG Acoustics&YPSILONのブース

KROMA&WADAXのブース

AUDIONOSTRUM&VINNIE ROSSIのブース

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