公開日 2018/08/09 20:32

ソニー、約23万円の最上位イヤホン “Signature”「IER-Z1R」。香港で発表

ミュージシャン向けモニター2モデルも
ソニー香港は、中国・香港にて8月10日〜12日に開催されるハイエンドAV機器の見本市「Hong Kong High End Audio Visual Show」への出展に合わせ、同イベントで公開予定のハイエンドオーディオ製品の情報を多数発表した。

イヤホンでは、“Signatureシリーズ”のフラグシップイヤホン「IER-Z1R」と、モニタータイプの「IER-M9」「IER-M7」という3モデルが公開された。

「IER-Z1R」は。同社フラグシップヘッドホンの「MDR-Z1R」と同じ“Singatureシリーズ"として、リスニング向けのチューニングが施されたフラグシップモデル。現地で発表された価格は13,990香港ドル(日本円にして約23万円)。

「IER-Z1R」

ジュエリーのようなフェイスプレートが目を引くハウジングは、高い硬度と耐食性を併せ持つジルコニウム合金製。フェイスプレートの模様には、実際に高級時計で用いられているペルラージュ加工が用いられている。表面上は多数の凹凸があるように見えるが、触ってもざらつきが感じられないほど滑らかに仕上げられるとのこと。

搭載ドライバーはフルレンジ12mmダイナミックドライバー、高域に独自開発のバランスドアーマチュアドライバー、超高域に5mmダイナミックドライバーという珍しいハイブリッド構成。これらのドライバーは、内部でマグネシウム合金製のインナーハウジングに組み付けられ、共振や位相ズレ等を抑制しつつチューニングされている。

超高域の5mmダイナミックドライバーは液晶ポリマーLCPアルミニウムと外部磁気回路で構成。そのサイズから音導管に同軸配置することが可能であり、100kHzまでスムーズに再生可能なスーパートゥイーターとなっている。

また12mmダイナミックドライバーには、ドライバー背面に拡張音響空間と極細の音響管を設け通気をコントロールすることで、広い音場や自然な音の繋がりを実現しているという。

再生周波数帯域は3Hz〜100kHz。音圧感度は103dB/mW。インピーダンスは40Ω。最大入力は100mW。

「IER-M9」「IEM-M7」はミュージシャンのライブパフォーマンスやPAのモニタリング用途を想定したモニタータイプのイヤホン。現地で発表された価格はM9が9,490香港ドル(約15万円)、M7が5,190香港ドル(約8万5,000円)。

「IER-M9」

「IER-M7」

どちらも自社開発のBAドライバーのみを搭載したマルチドライバーモデルで、M9はマグネシウムハウジングに5ドライバー、M7は樹脂ハウジングに4ドライバーを搭載。その用途から、遮音性も非常に高く作られている。

超高域を担当するBAドライバーは新開発されたもので、マグネシウム振動板と銀コート銅線ボイスコイルを採用し、端子には金メッキを施している。

どちらもケーブルは脱着式。付属ケーブルの耳にかける部分は、ある程度決まったカーブを持たせつつも非常に柔らかく、従来のケーブルよりさらに耳の形に追従させやすくした「プリフォームドイヤーハンガー」を搭載。導体には銀コートOFC線を用いている。

M9ではさらに、ケーブルをシルク絶縁体で被覆することでタッチノイズを低減。プラグには非磁性金メッキを施し、信号へのノイズ混入を抑制している。

イヤーピースは6サイズのトリプルコンフォートイヤーピースと7サイズのハイブリッドイヤーピースを同梱する。

IER-M9の再生周波数帯域は5Hz〜40kHz、音圧感度は103dB/mW、インピーダンスは20Ω。最大入力は100mW。

IER-M7の再生周波数帯域は5Hz〜40kHz、音圧感度は103dB/mW、インピーダンスは24Ω。最大入力は100mW。

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