米高級家具メーカー・ハーマンミラーの新製品をレポート

ゆとりあるオーディオライフのためには、居心地の良いインテリアや椅子選びにも注目したい。本記事では、米国の家具メーカー・ハーマンミラー社（本社：米国ミシガン州）の日本法人であるハーマンミラージャパン（株）が、世界で唯一の直営店である「ハーマンミラーストア」の3周年を記念して発表した新製品の情報をアナログ編集部がレポートする。

【ワイヤーフレームソファ】
デザイナー：サム・ヘクト＆キム・コリン

ミッドセンチュリー期にデザインされたハーマンミラー製品に多く使われているスチールワイヤーのフレームに、柔らかなクッションを乗せたソファ。ソファのサスペンションには、ハーマンミラーがヘルスケア業界の為に開発した技術が生かされている。2シートと3シートのソファがあり、他にもラウンジチェアとオットマンをラインナップしている。

フレームはホワイトとブラックから選択可能で、ファブリックは1970年にアレキサンダー・ジラードがデザインして再び復刻された「ホップサック」の17色と「ジェム」の16色、MCLレザー10色から選ぶことができる。

本体サイズは1,600W×790H×870Dmm。価格は639,450円（税込／2シート）〜で、12月5日に受注開始する。


【タキシードソファ】
デザイナー：バッサム・フェローズ

ラウンジスペースで存在感を持ちながらも周囲の環境に合うようにデザインされたという美しいプロポーションと、精巧に作り込まれた細部が特徴的なタキシードソファ。モジュラーグリッドによる基本構造により、3シートのソファの他に、広々としたコーナーソファや、2シートのセッティ（長椅子）、ひとりがけのチェア、ベンチなど、さまざまなタキシードシリーズと簡単に組み合わせられるようになっている。

ファブリック張りの薄型クッションは、キルティングの有無を選択することが可能。スチール製の細いベースは、6種類のフィニッシュから選択できる。ファブリックは、アレキサンダー・ジラードの「ホップサック」17色と、MCLレザー10色から選択可能だ。

本体サイズは2,240W×765H（435SH）×715Dmm。価格は859,950円（税込／3シート）〜。12月5日受注開始。


【イームズソファコンパクト　アレキサンダー・ジラードのコロラドプレイド仕様】
デザイナー：チャールズ＆レイ・イームズ

アレキサンダー・ジラードがデザインしたファブリック、コロラドプレイドを張ったイームズソファコンパクトで、ハーマンミラーストアで先行販売を開始する。

本体サイズは1,843W×890H（406SH）×800Dmm。価格は817,950円（税込）で、12月5日に受注開始する。


【イームズファイバーグラスシェルチェア】
デザイナー：チャールズ＆レイ・イームズ

1950年に製品化されたイームズシェルチェア。当時の素材ファイバーグラスが、環境に配慮した工程で作られるようになった。2014年1月に正式発表予定で、3月に販売開始予定。価格は未定。12月28日までハーマンミラーストアで内覧できる。


【マハラムピロー】

1902年創業のテキスタイルメーカー「マハラム」のピローを、日本ではハーマンミラージャパンが販売することになった。マハラムは、バウハウスやミッドセンチュリーモダニズムの系譜から現代にいたるまでの各時代のタレントのテキスタイルを再現したり、現代のアバンギャルドなデザイナー達とのコラボレーションによるテキスタイルを開発・製造している。

ピローは20世紀から今日までの著名なデザイナー、チャールズ＆レイ・イームズやアレキサンダー・ジラード、ポール・スミス、スタジオ・ジョブらのテキスタイルをたたえるものとなっている。価格は17,850円（税込）。ハーマンミラーストアで12月5日より先行販売を開始する。

上述の製品は、東京のハーマンミラーストア（東京都千代田区丸の内2-1-1）で体験することもできる。生活に潤いと豊かな気持ちをもたらす高級家具を、アナログライフのおともにぜひ注目してほしい。