立体音響制作の第一人者・入交英雄氏による「入交イマーシブ・オーディオ研究所」公式ウェブサイトオープン
空間音響クリエーターの入交英雄氏が主宰する「入交イマーシブ・オーディオ研究所」の公式Webサイトが公開された。

同研究所は、現在の音響技術において最も注目されるイマーシブ・オーディオ(空間音響技術/3Dオーディオ)の方向性を示し、妥協のない作品を創出することを目的として、2025年6月に奈良市に設立された。
Apple Musicの空間オーディオ搭載などによりイマーシブ・オーディオの普及が加速する一方で、そのアプローチが多様化し、体系的に整理・実践するエンジニアが不足しているという課題に取り組んでいる。

2026/04/02
公開されたウェブサイトでは、イマーシブ・オーディオに関する知識や知見、制作現場で培われた経験をわかりやすい言葉で発信し、同技術の普及と魅力の伝信を目指しているという。
サイト内の「Engineer’s Note」や「新解釈用語辞典」などのコンテンツは、今後順次内容が充実されていく予定とのこと。
サイト公開にあたり、著名な専門家からのメッセージも掲載されている。
Auro-3Dの考案者兼Galaxy Studios創設者であるウィルフリート・ヴァン・バーレン氏は、「彼の作品は、私がこれまでに聴いたイマーシブ・オーディオ録音のなかでも、最良のものに数えられる」と高く評価。
オーディオビジュアル評論家の麻倉怜士氏も、「イマーシブオーディオのまさにバイブルと言っても過言ではない」と賛辞を送っている。
同研究所には、制作・検証スタジオとして「ならまちスタジオ」が併設されている。ゴアダイナミクス社の認証試験をパスした「AURO-3D Certified Studio」として認定されており、AURO-3Dフォーマットに完全対応するほか、Dolby Atmosの制作にも対応。将来どのようなフォーマットが現れても対応できるよう考慮した設計とのこと。
また、研究所のロゴデザインは貼り絵作家の田辺 忍氏が担当。三つの鈴が輪をなす意匠となっており、「鈴」は高い周波数成分を含むことからハイレゾを、「三」は三次元空間を意味し、同研究所の掲げる「ハイレゾ・3Dオーディオ」というコンセプトが込められているという。
同研究所が展開する主な業務は、大きく「制作関連」と「技術コンサルティング(アドバイジング)」に分けられる。
制作関連では、イマーシブ・オーディオ録音の設計と実際の収録(プリ・プロダクション)をはじめ、ミキシングや2chマルチトラックからのリ・ミキシング(ポスト・プロダクション)、配信・生配信のエンジニアリング、マスタリング業務、さらにはクラシック音楽作品の演出や音楽監督業務まで幅広く手掛ける。
一方の技術コンサルティングでは、再生設備やスタジオ、配信システムの3Dオーディオ設計、イマーシブ・オーディオを活用した新規事業の相談など、音に関する様々な問題解決のサポートを行っている。
関連リンク














































