ウィーン・ハイエンド2026にて世界初披露

テクダス、独自技術をより洗練した次世代ターンテーブル「Air Force 20」。約847万円から

公開日 2026/06/04 18:30 編集部:原田郁未
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ステラは、同社TechDAS(テクダス)ブランドのターンテーブル “AirForceシリーズ” の次世代モデル第1弾「Air Force 20」を発表した。オーストリア・ウィーンで現地時間6月4日より開催されるオーディオショウ「High End Vienna 2026」にて世界初披露する。

国内での販売価格は、「超超ジュラルミン製アッパープラッターモデル」が8,470,000円、「チタン製アッパープラッターモデル」が9,900,000円(いずれも予価/税込)。6月15日(月)より受注を開始予定で、発送は9月中旬からを見込む。

Air Force 20

同製品は、フラグシップ機「Air Force Zero」のフライホイール搭載エアーベアリングモーターユニットや、生産完了モデル「Air Force Two」のハイブリッドサスペンション機構など、これまで培ったターンテーブル技術を凝縮/洗練した “次世代AirForceシリーズ” の第1弾に位置づけられるモデル。

最大の特徴となるのが、エアバキュームシステムとエアフロートシステムだ。レコードを重量級プラッターと強力に吸着して一体化することで、トレース能力を大幅に向上。さらにプラッターはエアフロート機構によって約10μm浮上した状態で回転し、無音時の暗騒音を低減しながら高い静寂性を実現するという。

サスペンションには、Air Force Twoに採用されていた単筒式オイルダンプスプリングサスペンションを再設計して搭載。メインフレームを支えるスプリングを、ゴム製のダイヤフラムへオイルとともに封入。オリフィスを通してフリーピストンを備えたオイル室と接続している。この構造によりオイルがダイヤフラムとオイル室を行き来する際に抵抗が生じ、スプリングの余分な揺れを減衰させるとしている。

 単筒式オイルダンプスプリングサスペンションの構造イメージ

駆動系には、Air Force Zeroでのみ採用されていたフライホイール搭載エアーベアリング方式モーターをさらに小型化して搭載。130Wの高出力アンプでモーターを駆動し、プーリー一体型フライホイールもエアベアリングで浮上させる構造を採用する。高速回転するフライホイールによりシステム全体の慣性モーメントを約5倍に高め、針先摩擦やモーターコギングの影響を低減すると説明している。

シャーシにはA7075超超ジュラルミン製メインフレームを採用。サスペンション部にはA5056アルミ合金を組み合わせるほか、底部にSUS304製補強リブを配置した。さらに総重量60kgに達するステンレス製ベースフレームを土台とし、重心バランスを考慮した3点支持構造を採用している。

プラッターはAir Force One Premiumと同様の2層構造を採用。非磁性体SUS316Lステンレス製メインプラッターとアッパープラッターで構成され、真空吸着時にはレコード、アッパープラッター、メインプラッターを強固に一体化する。

上述したとおり、アッパープラッター素材はA7075超超ジュラルミンと純チタンTP340の2種類をラインナップし、システムに応じた音質チューニングが可能だ。

アームベースは設計を同じくするメインベース/サブベース 2つが付属。どちらもロング(12インチ)/ショート(10インチ)両方のアームに対応し、互いを入れ替えて使用することもできるという。

電源部「APSU-20」は独立した2つのポンプを備え、プラッターのフロート/バキューム、フライホイールのフロートを駆動。新設計の大容量エアコンデンサーとともに1つのシャーシにまとめており、ポンプの振動対策も従来モデルより強化を図ったとしている。

外形寸法/質量は、本体が628W×190H×515Dmm/100kg、電源部が430W×144H×460Dmm/117kg。

 

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