素子配置を最適化

日清紡マイクロデバイス、オーディオ用2回路J-FET入力のオペアンプ「MUSES8921」

公開日 2025/10/14 11:20 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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日清紡マイクロデバイスは、同社が展開する高音質オーディオ向けのICシリーズ“MUSES”に、新たにオーディオ機器向け2回路入りJ-FET入力オペアンプ「MUSES8921」を発売する。

 

オペアンプ「MUSES8921」

2011年に発売され、音質にも高い評価を得るJ-FET入力の「MUSES8920」をベースに、フラグシップモデルの開発で培われた高音質化技術を応用。信号経路と電源経路の設計を見直し、素子配置の最適化を徹底的に行うことで、音質向上を実現したと謳う。

低雑音・低歪み・高スルーレートに加え、J-FET入力の特徴である低入力バイアス電流特性により、I/V変換アンプ用途においても優れた性能を実現。また、限られたスペースへの実装を可能にする小型DFNパッケージを採用する。小型機器への採用や設計の自由度を向上させるとともに、優れた放熱性能で高出力時でも安定動作が実現できるとしている。

PCオーディオやポータブルオーディオプレーヤー、ヘッドホンアンプ、カーオーディオ、業務用オーディオ機器などへの実装を想定する。

サンプル単価は約500円(1,000個購入時の参考定価・税込)で、月産10万個の生産を予定する。

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