空間オーディオや独占配信コンテンツにも注力

アップル、クラシック専門アプリ「Apple Music Classical」を1/24から国内展開

公開日 2024/01/09 19:00 編集部:成藤 正宣
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アップルは、クラシック音楽専門ストリーミングアプリ「Apple Music Classical」を、日本国内において2024年1月24日から提供することを明らかにした。Apple Musicの登録者であれば追加費用なしで利用できる。

「Apple Music Classical」の国内展開が決定

Apple Music Classicalは、「クラシック音楽のために特別に設計」したと謳う、Apple Musicとは独立した音楽ストリーミングアプリ。2023年3月に北米や欧州などで公開するも、日本向けの展開は未定となっていたが、この度完全なローカライズを行った上での国内展開が決定したかたち。

Apple Music Classicalでは500万以上のクラシック楽曲を取り揃え、音楽学研究者チームが7年以上かけて作成した基本的なメタデータと5000万のデータポイントにより “完全に最適化された検索機能と閲覧機能” を実現したとアピール。12万以上の作品、40万以上の楽章、2万人以上の作曲家の演奏が最高の音質で提供され、何千ものアルバムを没入感のある空間オーディオで聴くことが可能だとする。

また、関連作品や作曲家に紐づいた何千ものおすすめ情報や、世界トップクラスのクラシック音楽のエキスパート、アーティスト、インフルエンサーらが特別に監修した700以上のプレイリストも用意しており、リスナーは大好きな音楽を楽しみながらもさらなる発見ができるとしている。

上述の通り、空間オーディオ作品のラインナップに力を注ぐほか、著名な演奏団体とのパートナーシップにもとづく独占コンテンツも用意。現時点では、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ザルツブルク音楽祭/ニューヨーク・フィルハーモニック/ロンドン交響楽団/メトロポリタン歌劇場などと提携済みで、例えばウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とは、今後5年間にわたり定期公演の新レコーディングをApple Music ClassicalおよびApple Music独占で公開予定。これに加え、日本のアーティストアンバサダーとパートナー団体についても今月中に発表するとのこと。

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