「RSA-BW1」のエッセンスを受け継ぐ“リアルサウンド・アンプ”

スペック、コンパクト筐体のプリメインアンプ「RSA-BW7」

公開日 2022/11/16 15:05 編集部:成藤 正宣
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スペックは、同社 “リアルサウンド・アンプ” シリーズから、コンパクト設計のプリメインアンプ「RSA-BW7」を12月上旬より発売する。価格は349,800円(税込)。

「RSA-BW7」

昨年発売したプリメインアンプ「RSA-BW1」の躍動感あふれるサウンドエッセンスを受け継ぎつつ、コンパクトな筐体サイズを実現したというモデル。“リアルサウンド・アンプ” シリーズ共通の特徴である、アナログ電子アッテネーターとアナログPWM方式のクラスD・パワー段を組み合わせた「ピュア・ダイレクトシステム」を引き続き採用。音楽を微小な信号成分まで損なうことなく最大レベルで伝達・増幅し、スピーカーを駆動できるとしている。

クラスD・パワー段には、電力エネルギーの約96%を利用でき、熱をほとんど発生しない高効率FETを採用。小さな高効率FETが、音楽の繊細なアナログ信号を元に大型電源トランスが供給する大電力を直接コントロールすることで、スピーカーを瞬時に駆動/制動する能力を高めている。

電源部には高品位なスイッチング電源システムを採用することで、強力なスピーカー駆動力を備えた。試聴を重ねて厳選したダイオードやコンデンサーなどを効果的に配置し、高音質化を追求している。

また、機能面をシンプルに絞ることで信号経路を最短化し、より高純度な信号伝送を実現。部品の点数も抑えられる分、ニチコン製電解コンデンサー「響一」など高品質な部品を厳選して採用した。

加えてシステム自体の発熱量が少ないため、筐体には放熱孔の無い密閉構造を採用。埃などの侵入や温度変動による部品/素子の劣化を抑制する。筐体の両サイドには、滑らかで自然な曲線を描くサイドパネル・インシュレーターを装着。スプルースの単板とカエデ材を組み合わせたハイブリッド構造によって外部振動を効果的に減衰させ、アコースティックな響きを演出するとのこと。

左右にはスプルース単板とカエデ材を複合したインシュレーターを装着

入力端子はバランス1系統/アンバランス3系統、スピーカー端子は1系統を搭載。最大出力は100W×2(4Ω)、周波数特性は10Hz - 30kHz±1dB(6Ω、1W)、高周波歪率は0.02%(1kHz、80%出力時)、入力感度/利得は300mVrms/37.3dB(ボリューム最大時、6Ω、1kHz、アンバランス入力)。外形寸法は350W×95H×375Dmm、質量は7kg。

背面の端子部

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