「ピュア・ダイレクトシステム」を引き続き採用

スペック、躍動感溢れるサウンドを目指した“リアルサウンド・アンプ”「RSA-BW1」

2021/08/12 編集部:成藤 正宣
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スペックは、同社“リアルサウンド・アンプ” シリーズから、プリメインアンプの新モデル「RSA-BW1」を9月上旬より発売する。価格は528,000円(税込)。

「RSA-BW1」

昨年夏ごろ欧州市場を中心に発売した製品をベースとして、日本国内向けのブラッシュアップを施し、「躍動感溢れるサウンド」を目指したというモデル。シリーズの特徴である、アナログ電子アッテネーターとアナログPWM方式のクラスD・パワー段を組み合わせた「ピュア・ダイレクトシステム」を引き続き採用。一般的なプリメインアンプよりも微小な信号成分を失うことなく伝達・増幅し、スピーカーを駆動できるとしている。

クラスD・パワー段には、電力エネルギーの約96%を利用でき、熱をほとんど発生しない高効率FETを採用。小さな高効率FETが、音楽の繊細なアナログ信号を元に大型電源トランスが供給する大電力を直接コントロールすることで、スピーカーを瞬時に駆動/制動する能力を高めている。

また、機能面をシンプルに絞ることで信号経路を最短化し、より高純度な信号伝送を実現。部品の点数も抑えられたため、ニチコン製電解コンデンサー「響一」など高品質な部品を厳選して採用する。

ボディは放熱孔の無い密閉構造とすることで、埃などの侵入や温度変動による部品/素子の劣化を抑制。ボディと一体になったアンダーベースには、バイオリンにも用いられるスプルース材とメープル材を組み合わせて採用。音楽信号と共に振動することで美しい音色を再現するという。

ボディには放熱孔の無い密閉構造を採用。複数の樹種を組み合わせたアンダーベースが一体となっている

入力端子はバランス1系統/アンバランス3系統、スピーカー端子は1系統を搭載。最大出力は100W×2(4Ω)、周波数特性は10Hz - 30kHz±1dB(6Ω、1W)、高周波歪率は0.02%1(1kHz、80%出力時)、入力感度/最大利得は300mVrms/37.3dB(ボリューム最大時、6Ω、1kHz、アンバランス入力)。外形寸法は440W×120H×414Dmm、質量は14.5kg。

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