スイッチング電源採用で低価格と省スペース化を実現

XI Audio、上位機と同じR-2Rモジュールを使用しつつ低価格化したDAコンバーター「K-DAC」

公開日 2022/09/16 17:51 編集部:小野佳希
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トップウイングサイバーサウンドグループは、同社が取り扱うXI Audio(イレブンオーディオ)ブランドより、特注のR-2R DACモジュールを使用したDAコンバーター「K-DAC」を本日9月16日に発売した。価格は242,000円(税込)。

K-DAC

上位モデル「SagraDAC」で採用しているR-2R方式DA変換部の構成はそのままに、スイッチング電源を採用。これによって、省スペース化、廉価化を実現したという。入力部と対応フォーマットもSagraDACを継承しており、最大384kHz/24bitおよびDSD256まで対応するUSBとI2S-HDMI、AES/EBU、192kHz/24bitまで対応のS/PDIF(RCA同軸/BNC/光角)を備えている。

背面端子部

R-2RモジュールはSagraDACと同様に、Soekris社製でサイン・マグニチュード27bit精度仕様の特注品を採用。各デジタル信号は67bit精度の64倍アップサンプリング処理を経て、216個の0.0012%超高精度抵抗による27bit精度のR-2R部を通って出力される。なお、出力はRCAとXLRの2系統を装備している。

前述のとおりスイッチング電源を採用することで廉価化と省スペース化を実現。しかし、スイッチング電源といっても妥協は無いとしており、XI Audio製AC-DCオリジナルモジュールの採用など、最大限の音質を発揮するよう設計したとアピールしている。

SagraDACでは、単体DACとして純度を高めるべく、再生に必要のない機能はあえて省いていたが、今回のK-DACでは、リモコン機能や、自他機器のエージングを効率よく進めることができるというバーンインモードなどを搭載。DACプリとして使うためのデジタルボリュームも備えている。

デジタルフィルターの切り替え機能と外部電源入力も搭載。音源に合わせてデジタルフィルターを切り替えたり、内部のスイッチング電源ではなく外部のオーディオグレード電源を用いてK-DACの音質を変えたりすることもできる。

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