「フルトヴェングラー 帝国放送(RRG)アーカイヴ 1939-45」予約受付中

ベルリン・フィル、フルトヴェングラーのドイツ帝国放送収録音源を収めた8枚組LP-BOX

公開日 2022/06/07 16:19 編集部:松永達矢
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ベルリン・フィル・レコーディングスは、ドイツ帝国放送が収録したベルリン・フィルとフルトヴェングラーによる放送録音を集成した8枚組LP BOX「フルトヴェングラー 帝国放送(RRG)アーカイヴ 1939-45」を、7月下旬にリリースする。価格は46,000円(税込)。

「フルトヴェングラー 帝国放送アーカイヴ 1939-45」



2018年末に発売された同タイトルのSACD Hybridボックス(KKC-5952)は、戦時中(1939〜45年)にドイツ帝国放送が収録した、ベルリン・フィルとフルトヴェングラーによる放送録音から現存するテープを網羅し、オリジナルテープを基本としてセット化したもの。今回、その音源からレパートリー、演奏、音質が特に優れている録音をベルリン・フィル自身がセレクトし、8枚組のLP BOXとしてリリースする。世界2000セット、シリアルナンバー付きの限定アイテムとなっている。

カッティングは、これまでに「ベルリン・フィル&ハイティンクのブルックナー交響曲第7 番」や「ハンブルク響&フルシャのスメタナのわが祖国」などを手がけたエミール・ベルリナー・スタジオのシドニー・クレア・マイヤー氏が担当する。

本盤のマスターは、オリジナルのアナログテープからのダイレクトトランスファーではなく、主に1987年と1991年に返還されたテープを28bitでサンプリングし、24bitでリマスタリングしたSACDボックス製作時のマスタリング音源を元に製作された。これについて同社は、「あらゆる盤を凌駕する決定盤」になったというSACD同様に、最高音質とするマスタリング音源を活かすのが最善策と見做したと説明している。

同梱される解説書(112P)には、ソ連軍による戦後の押収からコピーの返還、マスター・テープの発見に至るまで、この録音をめぐる歴史について記載されている(日本語訳付)。加えて、フルトヴェングラーの貴重な映像を交えたドキュメンタリーを含むボーナスDVD1枚と、SACDボックスに収録されているすべての音源のハイレゾ(24bitリマスター)音源ダウンロードコードを付属する。

・「フルトヴェングラー 帝国放送(RRG)アーカイヴ 1939-45
演奏:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC 1201/8(8LP)
レーベル:BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS
販売/発売元:キングインターナショナル
収録内容の詳細はこちら

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