和紙素材のコーン紙ウーファーを採用

ORION、真空管ハイブリッドアンプ搭載のCDステレオシステム「SMC-350BT」

公開日 2022/02/08 18:34 編集部:伴 修二郎
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ドウシシャは、同社取り扱いのORIONブランドの真空管ハイブリッドアンプを搭載したCDステレオシステム「SMC-350BT」を2月10日より発売する。価格はオープンだが、税込43,780円での実売が予想される。

「SMC-350BT」

「SMC-350BT」は、SANSUIブランドの真空管ハイブリッドアンプ搭載CDステレオ「SMC-300BT」の後継機にあたるモデル。「原音を忠実に再現する」というコンセプトはそのままに、フロントパネルに新たに高級感のあるアルミを採用。アンプ出力も60Wから70W(35W+35W)に変更となったことで、よりダイナミックな音質に向上したとアピールする。

アンプの音質を左右する1次段に真空管回路を組み込み、スピーカーをダイナミックに躍動させるパワーが必要な2次段にはデジタルアンプを組み合わせることで、きめ細やかで厚みのある音質を再現すると説明。また、本体正面にある真空管は、電源をつけることでぼんやりと光る仕様となっている。

スピーカーには、2ウェイ・木製MDFバスレフ型を採用し、ウーファーには手抄き和紙の技術を応用した同社独自の「二重抄紙製法」による11cm径のW-RPMスピーカーを搭載。スピーカーコーン紙表面には、日本の代表的な和紙素材である「三椏・みつまた」を使用。これにより、メリハリが効いたリアル感のある中音域を再現する。

一方、裏面には内部損失に優れ弾力性の高い「パルプ材」使用することで、豊かな低音域を再現するという。また、ウーファーコーン紙は着色せず、和紙素材本来の自然な風合いと美しさを兼ね備えた仕様となっている。ほか、2,5cm径トゥイーターも搭載する。

スピーカー端子は本体/スピーカーともにバナナプラグに対応し、外部出力RCA端子には金メッキ加工を施している。また、製品前パネルや音量つまみには、共振に強く高級感あふれるアルミ削り出し材を採用する。

そのほか、Bluetooth/CD/FMワイドバンドラジオ/USBプレーヤーなど多彩な再生機能をサポート。5プリセット/ラウドネス/スーパーバスなど7パターンのイコライザー調整や、現在時刻表示/おやすみタイマー/おはようタイマーなど各タイマー機能も備える。

再生可能ディスクはCD/CD-R/CD-RW 、再生フォーマットはCD-DA/MP3/WMAをサポート。Bluetoothバージョンは5.0、プロファイルはA2DP/AVRCP、コーデックはSBCをサポートする。外形寸法は234W×132H×244Dmm(突起物除く)、質量は約6.9g。付属品として、ワイヤレスリモコンを同梱する。

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