JET Vトゥイーター/AS CONEウーファー搭載

ELAC、260LINEの後継となるスピーカー「Solano 280 シリーズ」。上位モデルの技術も導入

2021/03/19 編集部:成藤 正宣
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ユキムは、同社取り扱いブランドELACから、独自のJET Vトゥイーターを搭載したスピーカーの新モデル “Solano 280シリーズ” を4月1日より発売する。ラインナップと税込価格は以下の通り。

・フロア型「FS 287」:506,000円(ペア)
・ブックシェルフ型「BS 283」:264,000円(ペア)
・センタースピーカー「CC 281」:198,000円

「FS 287」「BS 283」「CC 281」

2014年に発売した「260LINE」の後継に位置づけられるシリーズ。モデル名の“Solano”はスペイン語で“風”を意味し、ELAC本社の所在地であるドイツの港町・キールにちなんだネーミングとなっている。

Solano 280シリーズでは従来モデルの技術に加え、新たに上位モデル“VELA 400シリーズ”の技術を複数導入。エンクロージャーの重心を下げ制振性を高める堅牢なアルミベース、トゥイーター/ウーファーを支え制振性とS/Nを改善するアルミ・ダイキャスト製バスケット・フレーム、最新の音響解析に基づき理想的な放射特性を実現したというウェーブガイドなどを採用する。

トゥイーターユニットは従来モデルから引き続き、ELAC独自開発のペンディング・ウェーブ式トゥイーター「JET V」を搭載。25mm径ドーム型トゥイーターの約10倍の面積を持ち、高いパワー・ハンドリング性能を備えるとする。

ウーファーには、ペーパーコーンとアルマイト処理を施したアルミニウムのハイブリッド構造を取る「NEW AS CONE」を採用。上述したアルミ・ダイキャスト製バスケット・フレームが可動域の広いロングストローク・ボイスコイルのレスポンスをしっかりと支え、優れた内部損失によりニュートラルで自然な再現性を実現するという。

ネットワークは、磁気歪みを抑制する大型空芯コイルを装着したウーファー専用基板/高品位パーツで構成されたトゥイーター専用基板に分離することで互いの干渉を防止。内部配線にはVan den hul製ケーブルを採用する。

キャビネットには、底面に向けることで壁反射の影響を受けにくくしたフレア型のグラス・ファイバー製バスレフポートを搭載。スピーカーターミナルには、エンクロージャー内部で発生する強力なエネルギーを受け止めるため頑丈なアルミニウム・プレートを採用。ウーファーからの逆起電力をキャンセルするのに有効なバイワイヤリング接続にも対応する。

「FS 287」は、JET Vトゥイーター×1基、150mm AS-CONE×2基を搭載する2.5ウェイ/バスレフ型。周波数特性は30Hz - 50kHz、能率は87dB(2.83V/1m)、インピーダンスは4Ω。クロスオーバー周波数は450Hz/2.4kHz。入力は130W(定格)/170W(最大)。外形寸法は260W×985H×300Dmm、質量は19kg。

「FS 287」(前面/背面)

「BS 283」は、JET Vトゥイーター×1基、150mm AS-CONE×1基を搭載する2ウェイ/バスレフ型。周波数特性は41Hz - 50kHz、能率は85dB(2.83V/1m)、インピーダンスは4Ω。クロスオーバー周波数は2.4kHz。入力は700W(定格)/100W(最大)。外形寸法は190W×331H×248Dmm、質量は8kg。

「BS 283」(前面/背面)

「CC 281」は、JET Vトゥイーター×1基、150mm AS-CONE×2基を搭載する2.5ウェイ/バスレフ型。周波数特性は34Hz - 50kHz、能率は87.5dB(2.83V/1m)、インピーダンスは4Ω。クロスオーバー周波数は450Hz/2.4kHz。入力は120W(定格)/160W(最大)。外形寸法は500W×190H×248Dmm、質量は12kg。

「CC 281」(前面/背面)

いずれのモデルも、カラーバリエーションはハイグロス・ブラック/ハイグロスホワイトの2色をラインナップする。

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