StepX-JETやAS-XRウーファーを採用

ELAC、最上位シリーズ初のブックシェルフ「CONCENTRO S 503」

公開日 2022/02/18 00:00 編集部:杉山康介
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ユキムは、同社が取り扱うELACのフラグシップスピーカー “CONCENTRO Sシリーズ” 初のブックシェルフモデル「CONCENTRO S 503」を、3月より発売する。ハイグロス・ブラック/ハイグロス・ホワイト/ハイグロス・ウォールナットの3カラー展開で、価格はブラック/ホワイトが1,320,000円で、ウォールナットが1,430,000円(全てペア/税込)。

CONCENTRO S 503

CONCENTRO Sシリーズは、同ブランド “500LINE” の後継に位置付けられるフラグシップシリーズ。国内ではフロアスタンディング型「CONCENTRO S 507」が展開されているが、新たにブックシェルフ型もラインナップされる格好だ。

構成としては3ウェイバスレフ型となっており、507同様、JET Vトゥイーターとアルミニウム振動板のミッドレンジを同軸構成した「StepX-JET」ユニットを採用。付属する3種類のDCR(Directivity Control Rings:指向性制御リング)は、理想的な放射特性を得るウェーブガイドとしての機能を持っており、環境に応じて交換することで適切な指向特性を得られるという。

ウーファーには180mm径の「AS-XR(アルミ・サンドウィッチ・クリスタルライン)ウーファー」を採用。これは軽量かつ内部損失に優れるというペーパーコーンとアルミニウムコーンを重ねた振動板に、クリスタルラインと呼ばれる幾何学パターンを施し強度を10倍アップさせたもので、エッジのラバー・サラウンドを拡大し、ロングストローク・ボイスコイルのレスポンスを高めパワーハンドリング性能を向上させているとのこと。

再生周波数帯域は34Hz-50kHzで、能率は87dB(2.83V/1m)、インピーダンスは4Ω、クロスオーバーは400/2,600Hz。小型スピーカーならではのサウンドステージに高解像度、かつ諧調豊かに音楽を展開し、「ELACが最も得意とする緻密で凝縮感に満ちたハイエンド・インテリジェンスの世界」を届けるとしている。

エンクロージャーはフロントバッフルがスラントされ、並行面を持たないデザイン。同ブランド “CONCENTROシリーズ” “VELAシリーズ” で培ったノウハウにより、高い剛性を確保しているとのこと。

本機の背面部

高品位パーツで構成されたトゥイーター専用基板と、磁気歪を排除した大型空芯コイル装着のウーファー専用基板を搭載しており、それぞれの干渉を防ぐためにセパレートで構成。内部配線にはVan den Hul製ケーブルを採用する。また、スピーカーターミナルはバイワイヤリング接続が可能となっている。

外形寸法は225W×400H×372Dmmで、質量は13.4kg。

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