信号対策を徹底した筐体設計

ブライトーン、新規取り扱いブランド「WestminsterLab」からプリアンプ「Quest」発売

公開日 2021/01/21 12:25 編集部:松永達矢
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(株)ブライトーンは、新たに英オーディオブランドの「WestminsterLab」製品の取り扱いを発表した。これにあわせて、同ブランドのプリアンプ「Quest」を発売する。価格は3,000,000円(税抜)。

「Quest」

WestminsterLabは、2007年にロンドンにて設立されたオーディオブランド。オーディオ用USBケーブルの開発に端を成し、完全なデジタルとアナログのオーディオ接続を実現するための研究開発に注力。2016年にアンプ「UNUM」をミュンヘンのショーで発表している。

Questは、デュアルモノ・フルバランス設計を採用したプリアンプとなっており、入力選択リレー、入力回路、ボリュームコントロールから出力ドライバー回路に至るまで、左右両方のチャンネルが完全に分離。並外れたチャンネル分離をもたらし、最高の繊細な音楽情報を伝送するとアピールしている。

電源部は、10個の個別の電源レールにより、ユニット内のさまざまな部品やモジュールにおいて、異なるチャンネル間でも可能な限り高い分離を実現するとしており、低ノイズパフォーマンスによって音楽内の詳細なダイナミクスとディテールを提供するものとしている。

非オーディオセクション専用に独立したトランスと電源を追加しており、64ステップの精密ボリュームコントロールをより細かく制御できるようになっているほか、電源部の干渉の可能性を最小限に抑えるものと説明する。

「Quest」筐体内部

また、取り扱う微弱な信号を保護する為に、2つのモードからユーザーのオーディオシステムに適したグランドを選択する「ハイブリッド・グラウンディング」機能や、筐体のシールド材として磁場や不要な渦電流を発生させないカーボンファイバーの多用、ユニット内の徹底した区画設計が成されているとのことだ。

入力系統はXLR×3、オプション×2、歪み率は<0.0001% @ 1kHz、SN比は>120dB, unweightedとなる。入力インピーダンスは51kΩ、入力電圧は6Vrms、周波数特性は2Hz to 100kHz, 0.1dB、出力電圧は12Vrms、チャンネルセパレーションは>120dB、ゲインは6.5dBとなる。

寸法は470W×110H×392Dmm、質量は13.2kg。別途、拡張カーボンファイバーオプション(300,000円/税抜)、RCA入力ボード(200,000円/税抜)なども用意されている。

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