ネットワークブリッジ機能も搭載

PS Audio、新プリメインアンプ「Stellar Strata」。回路設計を一新、電源部など強化

公開日 2020/08/06 17:25 編集部:川田菜月
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完実電気は、同社が取り扱うPS Audioの “Stellarシリーズ” より、プリメインアンプ「Stellar Strata」を8月6日から発売する。価格は360,000円(税抜)。

「Stellar Strata」

Stellar Strataは、DAC搭載プリアンプ「Gain Cell Dac」とステレオ・パワーアンプ「S300」の仕様を基本に、新規開発したネットワークブリッジ機能を追加したプリメインアンプ。ほかパワーアンプ部、電源供給回路も本機用に新たに開発されている。

搭載するネットワーク機能は、「DirectStream Dac」のオプションであるNetwork Bridgeと同レベルの安定したネットワーク再生を実現。電源回路には新規開発したカスタム品のEIコアトランスを中心に、アナログ/デジタル/Gain Cell/ヘッドホンアンプの各回路にリニアリティーに優れた電源供給を可能とする。

出力段にはICE PowerのDクラス最新モジュール「ICE Edge」を採用。高周波特性を大幅に改善し、100kHzまで伸長している。またプリアンプ部からの信号を受ける入力段にあたる回路に、ICE Edge用にアップデートされたAnalog Cell Technologyを採用。より豊かな高域表現を実現するとのこと。

ブラックモデルも用意

そのほかコンデンサーやレギュレーター回路も新規開発し、音質評価の高いオーディオ用低容量ESR コンデンサーを採用するなど、回路設計を一新している。

プリアンプ部にはDigital Lensの最新版やボリュームを電圧で可変させるGain Cell Technologyを採用。デジタル入力はSPDIFを2系統、TOS/USB/I2Sを1系統ずつ備え、さらにアナログ入力はアンバランス3系統、バランス1系統を搭載。SPDIFはPCM192kHzまで、USB/I2SはPCM384kHz、DSD 128まで、TOS入力は96kHzまでサポートする。なおUSB接続でのDSDはDoP再生となる。

背面部

ジッターやノイズなどの低減を図るDigital Lens機能では、デジタル信号の分析と再構成の精度を向上させたとしており、動作は固定式スーパーロージッタークロックによりコントロール。また全てのデジタル信号は「Native Mode」を経由し、サンプリングレートコンバーターをスキップすることで音質の純度や鮮度を高めている。

ボリュームの可変を電圧可変回路によって増減させることで、シンプルな回路構成を実現したとするGain Cell Technologyを搭載。Gain Cell Technologyを中心にプリアンプ部の出力段の回路を強化し、各入力回路もアナログタイプを使い高音質化している。

接続機器や設置場所などに合わせて最適な音場を提供する3種類のデジタルフィルターも搭載。またXMOS採用のAsynchronousテクノロジーをUSBターミナルに採用しており高音質化を図っている。

3種類のデジタルフィルターも搭載

そのほか本機用にオーディオパーツも高音質タイプを新たに選定。筐体はインテリアにも映えるスリムデザインとした。パワーアンプ部の出力は150W+150W/4Ω、120W+120W/8Ω。外形寸法は430W×83H×210Dmm、質量は9.5kg。

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