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「A-S2200」「A-S1200」含む全3モデル

ヤマハ、フラグシップの技術と思想を継承する新HiFiプリメイン「A-S3200」

編集部:杉山康介
2020年05月14日
ヤマハは、同社フラグシップ “HiFi5000シリーズ” の技術と思想を継承するプリメインアンプ「A-S3200」「A-S2200」「A-S1200」3モデルを、5月29日より発売する。価格はA-S3200が640,000円(税抜・以下同)、A-S2200が350,000円、A-S1200が240,000円。

ヤマハより新HiFiプリメイン「A-S3200/S2200/S1200」登場

HiFi5000シリーズの技術と思想を継承することで、サウンドコンセプトである “GROOVE”、“OPENNESS”、“EMOTION” に磨きをかけ、ヤマハならではの音楽表現のさらなる高みを追求したとするモデル。

アンプ部に同社の特許技術であるフローティング&バランス・パワーアンプを採用。出力段の両チャンネルの+/ー側、計4組の電力増幅回路をフローティングすることで、プッシュプル動作の完全対称化と、全回路のグラウンドからの完全独立による外来ノイズの影響の排除を実現する。

出力素子には同一極性のMOS-FETを採用することにより、豊かな中域密度と温度感、音源本来の情報を余すことなく再現するという。また、パワーアンプ部に50μm厚の銅箔を使用することで、電気回路内の徹底したローインピーダンス化を図っている。

構造として、同社のメカニカルグラウンド・コンセプトを全モデルに採用。電源部を中央、パワーアンプを左右に配置する左右完全対称のシャーシレイアウトにより理想的な重量バランスを実現するとともに、電源トランスやブロックケミコンなど、振動を伴う大型重量パーツをベースフレームにマウント。このベースフレームに溶接されたボルトに直接レッグを装着することで、重量物を機構的に接地させて安定化を図り、振動による悪影響を徹底的に排除したとしている。

構造の安定化を図るメカニカルグラウンド・コンセプトを全モデルに踏襲する(写真はA-S3200の内部)

電源トランスには、磁束漏洩が少なく、電力変換効率および電源レギュレーションに優れた大容量トロイダル電源トランスを採用。サイドパネルはヤマハ製ピアノと同じ塗装・研磨工程を経て製作されるピアノブラック仕上げで、ボリュームノブやトーンコントロールノブ、入力切替えスイッチにはアルミ削り出し素材、スピーカー端子には無垢真鍮から削り出しのスクリュータイプを採用する。

3モデルのうち最上位機にあたるA-S3200では、スピーカーターミナルへの内部配線にPC-Triple Cを、基板間やブロックケミコンの配線に真鍮製ネジを採用。これらによりスピーカーの駆動力・ 制動力を高め、躍動感と開放感あふれる音を実現。クラスを超えたスケール感と品格を兼ね備えた音で音楽を堪能することができるとしている。

A-S3200

また、トランスからパワーアンプ電源用の内部巻き線をダイレクトに引き出し、ラグ端子で回路と直接接続することで低インピーダンス化を徹底。トランスの振動をコントロールするため、トランス底面とインナーシャーシの間には3mm厚の真鍮製ベースプレートを挟み込んであるほか、同社製「C-5000」「M-5000」のために開発された真鍮削り出しの特殊構造レッグを装備する。

入力端子はXLR×2、RCA×6(MM/MC PHONO、MAIN IN含む)を、出力端子はRCA×2を装備。外形寸法は435W×180H×464Dmm、質量は24.7kgとなる。

A-S2200では、S3200と同じPC-Triple Cの内部配線や3mm厚の真鍮製ベースプレートを搭載。徹底したローインピーダンス化による豊かな音の情報量を再現し、楽器の質感をきめ細やかに表現することで、コンサートやライブをその場で楽しんでいるような優れた空間表現を実現するという。

A-S2200

入力端子はXLR×1、RCA×6(MM/MC PHONO、MAIN IN含む)を、出力端子はRCA×2を装備。レッグは真鍮製で、外形寸法は435W×157H×463Dmm、質量は22.7kg。

A-S1200は、音楽を本格的かつ手軽に楽しめるというRCA入力専用設計モデル。RCA×6(MM/MC PHONO、MAIN IN含む)の入力端子とRCA×2の出力端子を装備しており、外形寸法は435W×157H×463Dmm、質量は22.0kgとなる。

A-S1200

全モデル共通でアルミフェイス採用のリモコンと電源コードが付属するほか、標準で5年間のメーカー製品保証が付与される。

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