UNAMASや2Lなど

MQAも「Stay Home」応援。MQA音声+HD映像を無料配信、オフライン保存も可能

2020/05/13 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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MQAは、コロナウイルスの拡大に伴う「Stay Home」応援企画として、音声をMQAフォーマットで収録した映像作品を無料で公開している。映像はHDで収録されており、ブラウザで視聴できる。


MQA VideoにてMQA音声+HD映像の無料コンテンツを配信中
視聴できる音源は以下の7作品。

●2L 「Et Misericordia」(アルバム『MAGNIFICAT』より)
●UNAMAS 弦楽五重奏「シューベルト:DEATH AND THE MAIDEN(死と乙女)」
●ドミニク=フィルス・エイム「NAIMLESS」
●BRITISH MUSIC EMBASSY「THEON CROSS」「NOYA RAO」「DANIEL CASIMIR & TESS HIRST」「ELOISE MP3」


「BRITISH MUSIC EMBASSY」はイギリスで毎年開催されている若手ジャズミュージシャンの登竜門となるライヴイベントだが、今年はコロナウイルスの蔓延の影響を受け、中止となってしまった。そのため、3月18日に出演予定のアーティストたちによる無観客ライヴを開催、その模様をMQA+HD画質で収録し、無料で配信することとなった。

また、ここで配信されている作品はすべてローカルにも保存可能。拡張子は「.mqa.mp4」となっており、VLCプレーヤーなどの映像再生ソフトでオフラインでも楽しむことができる。

スマートフォンあるいはPCのブラウザでそのまま試聴することはできるが、その場合「MQAで折りたたまれた状態」での再生となる。フルで再生するためには、「MQAデコーダー」が必要となる(MQAレンダラーのみでは、映像を扱えるMQAコアデコードソフトが現在存在しないため、再生はできない)。

ブラウザ、もしくは映像再生ソフトウェアからの再生の場合は、いくつかセットアップの手順が必要となる。詳しい再生方法については、「MQA製品の接続を確認する」をチェックして欲しい。日本語の設定資料も用意されている。

ひとつ注意点として、Macならば「オーディオMIDI」設定、Windowsならばサウンドデバイスの「プロパティ」において、それぞれの再生ページに記載のある出力フォーマットに設定しないと、正しくMQAデコードがされない。たとえばUNAMAS「DEATH AND THE MAIDEN」ならば、出力設定を「48Hz/24bit」と設定する必要がある。これは、PCサイドでフォーマットの変換が行われてしまうと、MQAデコーダーが正しくMQAフォーマットを解凍することができないためである。

各ページに記載のある出力フォーマットに合わせて設定しないと、正しくMQAデコードできない。右はMacの「オーディオMIDI」設定の画面

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