クラスDアンプで118dBを実現

ADAM Audio、ニアフィールドアクティブスピーカー「T8V」。旗艦機の技術を多数継承

公開日 2020/04/23 17:20 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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ドイツのモニタースピーカーメーカーADAM Audioは、2ウェイ・アクティブスピーカー「T8V」を発売する。価格はオープンだが、市場実売価格は66,000円(ペア・税込)を想定。発売開始は5月下旬を予定する。


ADAM Audioのアクティブモニター「T8V」
Tシリーズは、ADAMのフラッグシップとなるSシリーズのために開発された技術を多数継承。T8Vは、8インチウーファーと1.9インチのU-ARTトゥイーター、それにクラスDアンプを搭載している。クロスオーバー周波数は2.6kHzで、入力はRCAアンバランスとXLRバランスを1系統ずつ。


「T8V」の背面端子。入力はアナログRCA、XLRを1系統ずつ。ゲイン切り替えとEQを搭載する
周波数特性は33Hz〜25kHz、ペアで118dBの最大音圧レベルを実現している。サイズは501H×342W×432Dmm、質量は9.8kg。

8インチウーファーは軽量なポリプロピレンで、大音量の再生でもダイアフラムのブレイクアップを防ぎ、優れたトランジェント・レスポンスを実現する。U-ARTトゥイーターは、SシリーズのHPSウェーブガイドと同じ放射特性を持つウェーブガイドにマッチング。クラスDアンプはトゥイーターに20W、ウーファーに70Wのパワーを供給する。

余計な反射を低減するキャビネット形状に、リアファイヤリング型バスレフポートを搭載。DSP制御のクロスオーバーと、ハイ・ローそれぞれのイコライザーを搭載し、リスニング環境への最適化が行える。ADAM Audio「T10S」サブウーファーと互換性を持っている。

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