同社ブックシェルフ「Accordo」の要素を踏襲

フランコ・セルブリン、フロア型スピーカー「Accordo Essence」。無垢ウォルナットを寄木手法で組み上げ

公開日 2020/02/28 14:59 編集部:杉山康介
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アーク・ジョイアは、同社が取り扱う伊STUDIO FRANCO SERBLIN(スタジオ・フランコ・セルブリン)のフロア型スピーカー「Accordo Essence(アッコルド・エッセンス)」を、3月4日より受注開始する。価格は1,850,000円(ペア/税抜)で、受注品は5月以降に届けられる予定。

「Accordo Essence」

同社が2011年に発売したブックシェルフ型「Accordo」をオマージュして、現オーナーのマッシリアーノ・ファヴェッラ氏が一から全てを手掛けたという3ウェイフロア型スピーカー。Accordoそのものの要素のみならず、ブランド創業者で、Accordoを手掛けた故フランコ・セルブリン氏の要素も含まれた製品になっているという。

STUDIO FRANCO SERBLINのスピーカー群。中央がAccordo

エンクロージャーはAccordo同様、完全無垢ウォルナット材を寄木手法で組み上げたもの。側面は全て曲面体で平行面のない設計になっており、これによってユニットの背圧を全て内部で乱反射させ、定在波を極限まで抑制。「音楽に刻み込まれた空気感や質感、アーティストのエモーションまでもナチュラルに再生」するという。また、背面にバスレフポート2つを設け、独自手法によってバスレフポートからの風切音を排除し、背圧をチューニングしているとのこと。

トゥイーターはアッコルドと同様の29mm径シルク・ソフトドーム型を採用。ミッドウーファーはカスタムメイドの高分子素材配合150mm径スライスド・ペーパーコーン型で、金属性フェーズプラグをセンターキャップに採用することで淀みのない自然な中低域を再生するという。

Accordoと同様のトゥイーターとカスタムメイドのミッドウーファー/ウーファーを搭載

ウーファーもカスタムメイドの高分子素材配合180mm径スライスド・ペーパーコーン型。センターキャップにアルミニウム素材を配合したことで、優れた応答性を発揮するとのこと。再生周波数帯域は35Hz - 22kHzで、クロスオーバー周波数は200Hz/3kHz。出力音圧レベルは88dB/2.83Vで公称インピーダンスは4Ω。

内部配線材にはフランコ・セルブリン氏がかねてより採用していたという「Ytel」銀・パラジウム合金ケーブルを使用する。外形寸法は325W×1080H×430Dmm(突起部含む)で、質量は30kg。

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