2019東京インターナショナルオーディオショウにて

エレクトリ、パトリシア・バーバー『Higher』のテクニカル・プロデューサーを迎えたイベントを開催

公開日 2019/11/15 17:25 季刊NetAudio編集部
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(株)エレクトリは、来週末11月22日(金)より東京国際フォーラムにて開催される『2019東京インターナショナルオーディオショウ』の同社ブースにて、初日となる22日(金)14:00 - 15:00に、Anderson Audio New YorkのUlrike Anderson氏を迎えたプレゼンテーション・イベントを行う。

今回来日するUlrike Anderson氏(写真右)。左はレコーディング・エンジニアのJim Anderson氏

本イベントは、今年7月にリリースされたパトリシア・バーバーの新譜『Higher』に関連したもの。優れた音質で世界中のオーディオファイルから高い評価を獲得した本作だが、その録音エンジニアを努めたのは26回のグラミー・ノミネーションと10回の受賞を誇るレコーディングエンジニア、Jim Anderson氏。マスタリングエンジニアは15回のグラミー・ノミネーションと11回の受賞を誇るBob Ludwig氏という錚々たる面々によって制作されており、この度来日するUlrike Schwarz氏はテクニカル・プロデューサーとして本作に深く関わっている。

2019年7月にリリースされ、オーディオファンからも高い評価を得たパトリシア・バーバーの『Higher』

収録そのものはDXDフォーマットで進められたほか、ミックスにはニーヴのアナログコンソール「NEVE 88」を使用し、一切のデジタルリヴァーブを使用することなく行われたとのことで、イベントでは本作にまつわる制作秘話等も聞ける内容となる見込みだ。

再生デモにはマージングのNADACを使用予定

なお、今回のイベントにおいては、本作のテクニカル・スポンサーでもあるマージングのNADACを用いたプレイバックを予定。録音に使用されたPyramix/Horusと同じくマージングが開発した機器を使用して、録音された時のサウンドを再現する試みとなる点も注目だ。

詳細は下記の通り。

【パトリシア・バーバー『Higher』テクニカル・プレゼンテーション】

日時:2019年11月22日(金)14:00 - 15:00
会場:2019東京インターナショナルオーディオショウ内エレクトリブース(東京国際フォーラム G502)
使用予定機材:MERGING「NADAC」他
プレゼンテーター:Ulrike Anderson氏(Anderson Audio New York)
レコーディング、ラジオ、テレビおよび映画産業のアコースティック音楽で世界的に認められているレコーディングエンジニア兼プロデューサー。彼のレコーディングはこれまでグラミー賞とラテン・グラミー賞を11回受賞、27回ノミネート。ラジオ番組プロダクションではジョージ・フォスター・ピーボディ賞に2回、テレビ番組プロダクションではエミー賞に2回ノミネート。2013年と2018年のグラミー賞において最優秀サラウンド・アルバム賞を受賞(2013年のパトリシア・バーバーの「Modern Cool」と2018年のジェーン・アイラ・ブルームの「Early Americans」)。2014年にはジェーン・アイラ・ブルームの「Sixteen Sunsets」が最優秀サラウンド・アルバム賞にノミネート。ペンシルバニア州ピッツバーグのドゥクエン大学音楽学校を卒業。2018年5月にこの大学初の「卒業生賞」を受賞。現在ニューヨーク大学の音楽学部Tisch School of the ArtsのClive Davis Institute of Recorded Musicの教授。また、オーディオ技術学会(AES)の会長も務めた。

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