メーカーアンケート(11)

<年頭アンケート:ラックスマン>アナログからハイレゾまで、多様化する音源に魂を込めた製品提案で応える

2019/01/10 Senka21編集部・竹内純
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(設問)2019年に御社が注力するカテゴリーにおける市場環境や消費動向、消費者の意識の変化をどう見るか。また、そこでの需要喚起・市場創造へ向けた考えや取り組みについてご回答ください

(回答者)
ラックスマン株式会社
執行役員副社長 営業本部本部長
末吉達哉氏



弊社は趣味性の高いピュアオーディオ製品をお客様に提案し、製品によって実現される音楽の素晴らしさに感動していただくことで、お客様のライフスタイルをより豊かにしていくことが使命であり、2019年も真摯にその使命を果たしていきたいと考えています。

2018年、ラックスマンは、基本性能を極めながら価格を抑えたアナログプレーヤー「PD-151」とスタイリッシュなA4サイズを実現した「NeoClassicoTT」、線材にDUCCを採用したケーブル「15000シリーズ」を投入し、ラインナップの充実を図ってきました。また、FOCALでは、新フラグシップスピーカー「Grande Utopia EM Evo」やデザインセンスに溢れた「KANTA」シリーズ、密閉型ヘッドホン「Elegia」をご紹介し、ブランド力の向上に努めてきました。

本年度もアナログからハイレゾまで、多様化する様々な音源に対し、魂の入った製品の提案に引き続き注力し、趣味のオーディオの世界を大いに活気づけていきます。

スタンダードプリメインアンプにセパレートアンプ、真空管木箱シリーズ、アナログプレーヤー、USB DAC、ヘッドホンアンプ、クリーン電源、セレクターやケーブルなどのアクセサリー関係、新たに加わったFOCALのスピーカーとハイエンドヘッドホンなど、幅広い分野においてラインナップを充実させてきました。2019年もさらなる充実を推進し、お客様の目を引く新しい提案を盛り込めるよう尽力して参ります。こうした幅広い布陣をお客様に違和感なく受け入れていただけるのも、90年余の歴史の蓄積があればこそだと自負しております。

ご承知のとおり、日本では高齢化が進み、今までの購買層の中心であった団塊の世代の方々が一線を退かれる状況となり、従来からのオーディオマニアの方々の深耕はもちろん、様々な年代の新しいお客様の獲得に向けアプローチをしていくことが業界全体の課題と言えます。

趣味のオーディオが持つ豊かな感性の世界を多くのお客様にご理解いただくために、何が必要なのか試行錯誤しながら、販売店様と協力して取り組んでいきます。このような地道な取り組みの積み重ねが成果として結実し、マーケットを盛り上げる柱になると確信しています。

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