8つのカラバリを用意

FOCAL、最新スピーカー“Kantaシリーズ”拡充。ブックシェルフ「N゜1」が登場

公開日 2018/11/02 10:00 編集部:小澤貴信
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ラックスマンは、同社が取り扱う仏FOCALより、Kantaシリーズのブックシェルフ型スピーカーシステム「Kanta N゜1」を12月より発売する。価格は740,000円(ペア/税抜)。

「Kanta N ゚1」(DARK GREY MAT)

Kantaシリーズは2018年3月より発売されたFOCAL最新のスピーカーシリーズで、これまでフロア型の「KANTA N゜2」のみをラインナップしていた。今回、シリーズにブックシェルフ型モデルが加わったかたちだ。

Kanta N゜1は2ウェイ・2スピーカー構成のバスレフ型/ブックシェルフ型スピーカー。別売の専用スタンド(16万円・ペア/税抜)も用意される。

「Kanta N ゚1」(GAULOISE BLUE LQR)

トゥイーターには、第3世代のφ27mm “IAL3” ピュアベリリウム・インバーテッド・ドーム・ツィーターを1基搭載。IAL3(インフィニット・アコースティカル・ローディング・3)は、ユニット内の形状を進化させ背圧をより最適な状態で減衰させることで、歪みを大幅に低減するという。

ミッドレンジには、φ165mm Flax “NIC”“TMD”ミッドウーファーを搭載。本ユニットの振動板は、コア材となるFlax(仏産の亜麻)をグラスファイバーで挟み、軽さや剛性、ダンピングに優れるという独自のサンドイッチコーンとしている。

また、ミッドレンジのマグネット・ベースには同心円状のファラデーリングを追加した「NIC(Neutral Inductance Circuit)」を装備、ボイスコイルに電流が流れ始める際の磁界の乱れをキャンセルし歪を大幅に低減。さらにコーンとユニットを接合するエッジ内に2本の円形リブを設けてサスペンション効果を高める「TMD(Tuned mass Damper)」を付加。不要な振動を抑制して正確なストロークを可能として、やはり歪を低減する。

専用スタンドと組み合わせたところ

背面部

筐体は、軽量で強度に優れるHDP(高密度ポリマー)で成型されたフロントバッフルと、合板を一体成形した強固なキャビネットで構成。HDPはMDFと比較して+70%の密度、+15%の剛性、+25%のダンピングを実現。上位機SOPRAより35%厚みを抑えつつ、同等の剛性を実現している。

Kantaの特徴である、8種類のカラーバリエーションを本機も用意。キャビネットはブラックハイグロスカラー仕上げとウッド仕上げをベースとして、フロントバッフルにもライトブルーやイエローを用意。優れたインテリア性も備えている。

8つのカラーバリエーションを用意

カラーバリエーションは、カララホワイト・ラッカー、ゴロワーズブルー・ラッカー、ソーラーイエロー・ラッカー、ブラックラッカー・ラッカー、アイボリー・マット、ウォームトープ・マット、ダークグレイ・マット、ゴロワーズブルー・マットの8種類。価格は全て同一となる。

バスレフポートは背面に搭載。グリルはマグネット式となる。

主な仕様は以下の通り。クロスオーバーは2.4kHz、インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは88dB、推奨アンプ出力:25〜150W、周波数特性は46Hz〜40kHz、外形寸法は234W×422H×391Dmm、質量は13kg/1台。

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