LS-1204 Air/NF-1204 Air RCA

inakustik、空中螺旋構造を上位モデルから継承したスピーカー/RCAケーブル

公開日 2018/08/10 12:50 編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ユキムは、同社が取り扱うinakustik(インアクースティック)のスピーカーケーブル「LS-1204 Air」とインターコネクトケーブル「NF-1204 Air RCA」を8月17日に発売する。

「LS-1204 Air」

「NF-1204 Air RCA」

LS-1204 Airは、端末処理がスペード端子とバナナプラグの2種類を用意。NF-1204 AirはRCAプラグで、3種類の長さが用意されている。価格とラインナップは以下の通り。

LS-1204 Air
 スペード端子モデル(3m):¥270,000(税別)
 バナナプラグモデル(3m):¥260,000(税別)

NF-1204 Air RCA
 0.75m:¥95,000(税別)
 1.0m:¥110,000(税別)
 1.5m:¥140,000(税別)

本製品は、上位モデル「2404 Air」(関連ニュース)と同様にAir Helix structure(空中螺旋構造)を採用したケーブル。特殊形状のケーブルクリップをつなぎ合わせて製作し、完全空気絶縁を実現したという独自の特殊形状をもつ。

ケーブル内に配置される2つの導体は、複数のケーブルクリップを数珠つなぎにしていく過程で、一定の間隔を保ったまま螺旋状に配置される設計となっている。これにより2つの導体は完全に中空に浮かされた状態、かつまったく同じ長さで末端から末端まで到達するとのこと。この構造により完全空気絶縁を実現すると共に、軽くフレキシブルな取り回しの良さも兼備するという。

「Air Helix structure(空中螺旋構造)」

導体には「Cross Link Super Speed waveguide」を採用。1本1本を特殊ラッカー・コーティングした高純度の銅線を、中心に配置したPE(ポリエチレン)コアに対し十字にリンクするように編み込んだ特殊な構造で断面を拡大。ラッカー・コーティングは渦電流の発生を防止し、銅線の偏組構造は電流によって生成される磁界を相殺する役割を持つ。

「Cross Link Super Speed waveguide」

また、Cross Link Super Speed waveguideは通常の導体に比べて各銅線を流れる信号の到達度の均一化が計られているため、高いレベルでインダクタンスを抑制する効果があるという。なお、このCross Link Super Speed waveguide構造をケーブル内に4本内包している。

「PE(ポリエチレン)ネットワーク・ジャケット」

本ケーブルには、同社の上位シリーズであるリファレンスシリーズと2404 Airにしか用いられていない「PE Network Jacket」も使用。導体をタイトに包み込み、外部からの振動や電磁波ノイズの影響を排除する。

コネクターには、銅の2倍の導電率を持つテルル銅の表面にロジウム・メッキを施した。なおスペードコネクターとケーブルは1.5トンの圧力で圧着され、接触抵抗を低減している。なお、各ケーブルはドイツ国内の自社構造において手作業で制作される。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE